リーダーシップとマネジメントの定義を明確に区別した上で“機能”としてのリーダーシップを発揮するためのポイントを、①方向の設定 ②課題の達成 ③人心の統合の3つの観点から学びます。リーダーシップは誰でも発揮できるものであることを理解し、自分自身の姿を理想のリーダー像に照らし合わせながら、どのギャップを埋めるべきか具体的な行動を考えます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、ITプロジェクトにおけるリーダーシップ基礎研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
合同研修を1社版へアレンジを行い、各部署のリーダー層を集めて実施
まだリーダー経験の無い若年層向けに、早いうちからリーダーシップを身につけることを目的として実施
ITサービス業界の中で必要とされるリーダーの機能を理解して、リーダー像の明確化を図ります。人を活かし、動かし、良いものを引き出す力をリーダーシップの機能として習得し、自身のリーダーシップの発揮を目指します。他社のメンバーと共に受講することにより、自社では持っていない知見や視点に触れることができ、視野を広げることができます。
本研修では、リーダーシップ開発の観点①方向性の設定➁課題の達成③人心の統合の3つに分けて学びます。
①方向の設定
方向の設定では、優先順位(何を行うべきかを決める)、ゴールとプロセスを決める(分業と協業に分ける)方法や考え方を学びます。
②課題の達成
課題の達成では、状況把握・問題の洗い出しと解決、エスカレーションについて具体的に学びます。
③人心の統合
人心の統合では、声掛け(感謝+労い)、提案や意見を聞く、情報の共有化について学びます。講義、個人ワークの分析と演習、グループディスカッションの流れで進めるため、現状の自分自身の姿とリーダーとしてありたい姿のギャップが見つけやすい構成となっています。
また、本研修は他社と合同で実施するため、競合他社のリーダー層とグループディスカッションができる点も特徴の一つです。ディスカッションを通じて、自社の強みや新しい視点を得ることはもちろん、同じ「リーダー」として他社と課題を共有することで、「自分だけではない」という安心感を醸成することにも繋がり、課題解決に向けた具体策を共に考えることができます。
このような流れで、チームの在り方の変化を踏まえ、必要とされるリーダーの機能や行動特性を理解していく必要性を体験いただきます。IT業界の変化に柔軟に対応できる「リーダーシップ」が求められる時代です。各人がリーダーシップを発揮することで、組織全体の現場力、推進力を強化していくことを目指します。
本研修を受講しただけでリーダーシップを十分に発揮できるようになる訳ではありません。学んだことを実務で発揮するためには、まず実践することが大切です。実践した後、上手くいかなかった部分を見直し、再び実践に移すことを繰り返していきましょう。また、研修内で作成する「自己成長計画」で掲げた具体的な行動を常に目に付く場所に置くことも、意識して行動するために有効です。
自分一人ではなく、自身の上司やチームメンバーにもフィードバックをお願いするなど、職場のメンバーを巻き込みながら、自分らしいリーダーシップの発揮を目指しましょう。
本研修のねらいの確認と、全員の自己紹介を行います。研修のねらいと目的を確認することで、本研修を受講する動機づけを促します。
外部環境の変化によるチームの在り方の変化、プロジェクトの進め方の違いから生じるチームの在り方の変化について、講義を通じて再確認します。現場リーダーに求められる分かりやすさとは何か、業界の特徴から考えます。
リーダーシップとマネジメントの違いを視点や理論から考えます。演習では理想のリーダーイメージを、グループでディスカッションを通じて可視化します。
「少し上」から「少し先」を見るリーダーの視点を考えます。方向性を出すために必要なモチベーションのメカニズムを、業務環境にいかに組み込むかを検討します。
仕事の計画の仕方やPDCAの回し方を具体的項目に分けて考えます。
モチベーションの理論を学びます。日々の忙しい業務の中で部下や後輩の育成を行う方法を、具体的事例を取り上げながら考えます。リーダーとして、メンバーのモチベーションを高めるにはどうしたらよいか、グループでディスカッションします。
リーダーとしての自己成長計画を立てます。
これからIT業界で求められる人財イメージを共有し、ありたいリーダー像を明確にします。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。