OJTは、新入社員の育成には欠かせません。OJTの目的を明確化することにより、OJT担当者に対して期待する役割を理解します。また、OJT計画の立て方を学ぶことで職場で実践していく準備にも繋げます。OJT担当者が最も悩む部分は、新入社員に対する「コミュニケーションの取り方」です。本研修では、新入社員との関わりにおいて注意するポイントを学びます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、OJTリーダー研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
研修の場に新入社員を呼ぶことにより、OJT担当者との交流を図る
新入社員に「配属後の不安」について事前アンケートを実施し、研修に活用することで実情に合わせた指導計画の立案を行う
OJTリーダー研修とは、新入社員の成長に寄与するのはもちろんのこと、結果的にはOJTの担当者の成長にも寄与することに繋がります。OJT指導者に対する動機付けの方法としては、研修冒頭で人事の役付きのご担当者にお話しいただく方法があります。
会社からどのような期待を受けて、OJT指導者を任命されたのかを知ることによって、深い動機付けが促され、OJT指導者としての責任感も醸成されます。
意識の醸成に留まらず、新入社員と長い期間をかけて関わっていくうえで効果的なコミュニケーションスキルを学習することで、自信をもって指導ができるようになります。
本研修では、OJT担当者としての意識付け、新入社員との効果的な関わり方、新入社員の育成計画の立案、進捗管理までの一連の流れを学習していただきます。
効果的な関わり方では、普段の自分の話し方、聞き方、表情、姿勢といった非言語領域の観点から相手にどのような印象を与えるのかを理解していただきます。自分では気づかなかった癖や振る舞いに気づくことができます。
また、演習では様々なタイプの新入社員を想定したロールプレイングを通じて、学習したコミュニケーションスキルを実践していただく機会を設けます。
研修受講後には、OJT担当者としての意識が醸成されるとともに、コミュニケーションスキルを身につけることで自信をもって指導に取り掛かることができます。
当然ながら研修を一度受講したからといって、翌日から全てが円滑に進むわけではありません。指導を行う新入社員一人ひとりに個性があるため、思い通りに進まないことは必ず発生します。
そんなときは、OJT担当者が一人で背負い込むのではなく、周りのサポートが不可欠です。「OJT担当者が業務に忙しくて、新入社員が一人でポツンとデスクに座っている」といった場面が散見されます。「本当は構ってあげたいけれど・・・仕事が立て込んでいてコミュニケーションを取る時間が作れない」、新入社員は「OJT先輩は忙しそうで邪魔しちゃ悪いから話しかけないでおこう」といった双方の想いが交わらないこともあります。
そんな時は、周りが代わりにサポートをして、OJT指導者のみが指導するのではなく、職場全体で育成していく体制を作ることが理想です。
より効果的な研修を実施するために、「ねらい」や「考え方」を確認します。
また、研修への導入として「どのような方がOJT担当者を任命されたのか」を共有します。
OJTの重要性や自社でのOJTの位置づけ等を理解をしていただきます。
同じOJT担当者同士で、OJTを実施していくうえで抱えている悩みを共有し、解決策を出し合います。
OJT担当者として、部下育成に対してどのような考えをもっているのかを棚卸します。
ある新入社員を想定し、どのように関わっていくのかをグループで意見交換して、結果を共有していきます。
指導するにあたって効果的なコーチングの活用方法を学習します。
ある新入社員を想定した面接演習を通じて、自分ならどのように対応するのかを実践します。
研修後、各自で部下や後輩に対する指導方法や育成計画を具体的に立案します。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。