海外スタッフに対する技能指導研修

海外スタッフに対する技能指導研修の特徴

海外スタッフへの作業指導スキルの習得

企業のグローバル展開に伴い、海外の現地スタッフとの協力関係を築きながらものづくりを進めていく必要性はますます高まっています。日本の従業員が海外の現場で、異文化の作業者に対して相手の状況・価値観に寄り添いながら正しい作業の仕方を指導していくためには何が求められるでしょうか。言語面での習得はもちろん重要ですが、相手の力量・作業レベルを見極め作業指導を行っていく必要があります。本研修ではTWI方式を採用し、作業指導の進め方を身につけていきます。

海外の現地スタッフに対する作業指導

海外出張を行い、海外現地での作業経験の有無問わず、海外の現地スタッフに対する技能指導を行う方々にとっては同じ日本語によるやり取りと何が違うのか、勘所・ポイントとなる部分を理解しながら実践的に進めていきます。

また、言語的な面も作業指導を行っていくうえで必須となるスキルです。加えて作業現場となる現地の風習・慣習に対する理解、また作業者それぞれの状況に寄り添い、作業指導をしていくことが求められます。場所によってはその現地在住の作業者だけでなく世界各国から作業者が集まってものづくりを進めていくことも十分に想定されるケースです。人間一人ひとりの存在価値・尊厳を認め、かつ作業上のムリ・ムダ・ムラを取り除きながら作業指導を進めていくことが肝要です。
  • 対象となる階層 新入社員・ 若手社員・ 中堅社員・ 管理職・ 次世代リーダー
  • 対応業種・業態 ものづくり生産現場
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応-
  • 定員10名
  • 日程2日間

こんな企業様にオススメ

  • 海外スタッフに対する指導の不安を解消したい
  • 海外スタッフに対する指導力をさらにレベルアップしたい

海外スタッフに対する技能指導研修を行うメリット

  1. 英語で具体的なコミュニケーションの取り方を学ぶことができる
  2. 海外出張前に適切な事前準備ができる
  3. 相手の作業レベルに合わせた作業ポイントの設定と手順書化ができるようになる
海外スタッフの指導に必要な「英語力、コミュニケーション力、指導法」について、
TWI方式(現場監督者向けの訓練)を採用して身につけていきます。適切な指導法を学ぶことで、組織として生産性の向上を促せるようにしていきます。

海外スタッフに対する技能指導研修のゴール目標

  • 技能の言語化による効果的な指導法を習得する
  • 海外スタッフに対する技能指導を的確に行えるスキルを習得する

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海外スタッフに対する技能指導研修の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、海外スタッフに対する技能指導研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

モデル機を活用した実践トレーニング

海外出張を控えた技能スタッフを対象に、英語を用いた技能指導法を確認

カスタマイズ事例

  • ミニサイズのモデル機を活用
  • ロールプレイング形式の実践トレーニング

特徴

  • 講師扮する相手役(作業者)に対する技能指導の実施
  • 作業を行ううえでの要点をおさえた英語でのコミュニケーション方法を確認
講師が相手役となり、モデル機を活用しながら技能指導を進めていきます。日本語であれば「そこの部分を右に回して…」「最初はこのパーツを手前側から…」にようにジェスチャーを伴えば、何となく伝わるような表現をより具体的・的確に伝えるためのトレーニングを実施します。

海外での技能指導経験者による体験談を交えたカリキュラム

海外出張・現地指導の経験を生かした講義形式での知識の共有

カスタマイズ事例

  • 実際の経験者講話
  • 手順書の最適化

特徴

  • 実体験をもとにした現地指導における工夫のポイント
  • 相手の力量・作業レベルに合わせた手順書作成方法
実際の現場では多様な文化背景を持つ作業者が多くいる中で、作業指導を進めていくことも多々あります。さらに、各作業者の作業レベルも様々である中で、「どのような点を確認しながら進めていくと良いだろうか」という部分も考えていきました。また、作業内容を具体的に、かつ細かく分解して手順を設定し、指導を進めていくための手順書の作成方法についても演習を通じて実践的に学びました。

海外スタッフに対する技能指導研修とは

海外スタッフに対するコミュニケーション法や指導法について、ロールプレイングを用いりながら、実際で現地で活用できるためのスキルを身につけます。日本と海外スタッフの文化背景の違いや、文化背景が異なるからこそ躓きやすい「指導」について、指導の際のポイントや注意する点を丁寧に学びます。結果として、組織の生産性向上を図る指導を行うことができるようにしていきます。

海外スタッフに対する技能指導研修の実際

海外のスタッフに対する適切な指導を目的としたスキルを身につけます。よく海外スタッフに対する指導の際の課題として、コミュニケーションの壁や、文化背景から生じる「教育や訓練方法の違い」「業務に対する意識の違い」なども挙げられます。どうしても共に業務を遂行する中で、この部分に乖離が生じると、「思うように現場が動かない、組織としての生産性が向上しない」といった問題にも発展する可能性があります。そこで、本研修を通して、まずは異なる文化背景を持つことを理解したうえで、明確なコミュニケーションの取り方や指導のポイント、考え方や注意点などについて、ロールプレイングなどの実践的な演習を通しながら、実際に現場で活用できる力を身につけます。また、単に研修で学んだスキルや考え方をインプット、アウトプットするのみではなく、実際にこれまでの自身の指導法を細かく振り返ることで、改善点をより明確化しながら学ぶことができます。指導方法の部分に関しては単にコミュニケーションのスキルのみを向上するのではなく、手順書の作成スキルについても併せて学んでいきます。

研修を受講すれば全てが解決するのか

本研修を受講して、すぐに学んだ指導スキルを発揮することは難しい場合があります。研修で学んだ知識やスキルを、実際の現場で繰り返し行うことで、自然とコミュニケーションを図りつつ指導ができるようになります。また、いくら知識を得たからといって、やはり海外スタッフへの指導について「難しい」と思う側面は多々ある場合もあります。そのようなときは、原点に戻り「そもそも文化背景が異なる」など、基礎を振り返ることで、効果的に指導スキルやコミュニケーションスキルを向上することができます。環境が異なる場で動くことは不安も大きいですが、失敗を恐れず一歩ずつ前に踏み出しながらアウトプットをしていきましょう。

海外スタッフに対する技能指導研修のフロー例

01

オリエンテーション

  • 研修のねらい
  • 受講者自己紹介

本研修のねらいの確認と、グループワークになるので全員の自己紹介を行います。前提となるねらいを全員が把握した上で開始することは重要です。

01

これまでの指導経験を振り返る

  • 指導上うまくいったこと、いかなかったこと
  • 指導を行う中で工夫したこと

これまでの自身の指導を丁寧に振り返ることで、良い面はさらに強化し、改善点は明確化していくことで、効果的に学びを身につけるための土台をつくります。

01

教え方の基本(技能指導の基本)

  • 分かりやすい指導法
  • 言語化の技術
  • 指導手順作成のポイント

海外スタッフに合わせた指導法や、指導手順書を作成する際のポイントを講義を通して学びます。

01

指導実践演習①

  • ロールプレイング形式での実施

講師は「見習い作業者役」を演じ、作業指導の進め方を実践的に身につけます。

01

海外出身の作業者への指導法

  • グループディスカッション
  • 異文化コミュニケーションの理解
  • 相手自身や相手の文化理解
  • 誤解を与える原因と対策

グループディスカッションを通して、海外出身者とコミュニケーションを図るうえでのポイントや文化理解を行います。また、そのうえで指導する際の注意点についても併せて学びます。

01

指導実践演習②

  • ロールプレイング形式での実施

グループディスカッションや異文化コミュニケーションを理解したうえで、再度ロールプレイング形式で見習い作業役の講師に対して指導の進め方を実践、身につけていきます。

受講者の声

  • 普段、現地の作業者に対して使っていた言葉が、相手からすると伝わっていないことがあるということに気がつくことができました。
  • 今まで海外での指導をする際に、「危険!」と伝えたい際、「Danger!」と伝えていましたが、「何が、どのように、どうしたら危険なのか」といった深いところまで伝えるためのポイントを学ぶことができて良かったです。
  • 相手に作業してもらう前に、コミュニケーションを取り、作業の流れ・ポイント・理由・作業時間の重要性を説明することの大切さを学びました。
  • 「作業の流れの説明と作業場の急所が一緒になってしまって、相手側もどの部分の何を注意すれば良いのかが曖昧になる」と指導を受けたので改善するべき点が分かりました。

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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