効果的な人財育成を行っていくための方法の1つである「1on1ミーティング」について、その効果的な実施方法と必要なコミュニケーションスキルを学びます。学んだ内容の現場活用を考え、着実な実践に繋げます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、部下の主体性を引き出す1on1ミーティング研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
リアルなケーススタディとプロコーチによる1on1体験の実施
受講者自身が1on1の「受け手」となる体験を通して、職場で実施中の1on1に活用する
1on1とは、主に部下(後輩)の育成・モチベーション向上を目的とした定期的で高頻度な上司(先輩)と部下(後輩)の対話の場を言います。この研修では、この1on1をより効果的に活用し、部下の主体性を引き出すためのコミュニケーションの方法を学び、ロールプレイやケーススタディを通して必要なスキルを実践的に習得していきます。
「部下主体の1on1」という考え方を中心に、様々な部下タイプを想定した実践的なロールプレイングを通して、職場での活用について考えます。
本研修は大きく以下の3つのパートで構成されています。
1.部下主体の1on1とは何か、概要やそのために必要なコミュニケーションの重要性を理解します。
2.いくつかのパターンの部下タイプ(A:意欲的な部下、B:意欲低下気味の部下C:ABの間の部下)を想定したロールプレイングを実施し、それぞれのタイプに合わせて、どのような1on1が必要なのかを、実践的に体験しながら身につけます。
3.これまで学んだ内容を実務で活用していくためのポイントについて学びます。
上記の流れを通して、効果的な1on1ミーティングを身をもって体感し、現場で感じる疑問や課題を解消する糸口をつかめるようにします。「部下は物足りない存在」「部下は管理しないと成果を発揮しない存在」「自分もこうやって成長した」という、自身のこれまでの成功体験・克服体験・実績・知識・スキル・理想などを頼りにしたマネジメントではなく、部下それぞれに合わせた1on1を実務で行えるようにします。
当然ながら一度の研修で全てのスキルを完璧に身につけ、翌日の1on1から効果が目に見えて表れるものではないのかもしれません。しかし、少しずつでも学んだ内容を実践の場で試してみることや、難しさを感じた場合は自身だけで抱え込まず、周囲にも相談して多様な意見を得ることで、スキルを改善していくことが何よりも重要です。
同じような立場にいる同僚や上長とも上手に連携しながら、お互いに1on1のスキルを高め合い、組織全体が円滑なコミュニケーションを図ることで、部下の皆さんが生き生きと働ける環境を作ることを目指しましょう。
本研修の目的や全体の進行を把握し、研修に対する参加姿勢を作ります。
組織の成功循環モデルから、コミュニケーションの重要性を学びます。現代における対面、リモートでの1on1の違いを理解しながら、「部下主体の1on1」の型を身につけます。
「意欲的な部下」「意欲低下気味の部下」「それぞれの間にある部下」という3タイプを例に、ロールプレイングと相互フィードバックを行い、スキルを高め合います。
部下の裁量を持たせるための関わりや、動機付け、自ら行動する業務指示について学び、日常でのさまざまなコミュニケーションに生かせるヒントを得ます。
「こんなときどうする?」の事例を想定・検討し、対処方法を学ぶことで実践力を養います。質問を通じてマネジメントのポイントを体感し現場活用に繋げます。
研修のまとめ、感想共有、質疑応答などを行います。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。