価値を創造する過程で必須スキルである「発散と収束」や、それらをチームとして高めていく「ファシリテーション」、地域の真の課題を追求していくために必要な「共感力」等を、実践を通して鍛えていく研修です。
学研グループ「トアス」の社員研修は、インスピレーションポート(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
直接会える機会が少ないクライアントに対して、与えられた時間内で関係性の強化を図れるようになる
短期の研修だけでなく、定期的に地域とかかわることで「コト」を起こすところまでフォローをする
VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)時代と呼ばれる現代で、変化していくニーズを捉えることができる人材の重要性が高まっています。
そのため、現代では変化する外部環境への対応スピードが企業の価値を左右します。
本研修では、新たな価値を創造するビジネスパーソンに成長するための「きっかけの場」として企画を行いました。DX化やコロナ禍で新たな価値の想像を求められる全てのビジネスマンに寄与することを目的にしています。
本研修は、他社の受講者との混合チームで実施するため、余計なバイアスがかからず、課題について本音で議論することができます。
様々な立場や考え方を持つ人と、相手の意見を否定しない自由な議論を交わすことで、新しいビジネスアイデアの創発へと繋がります。
また、実際の地域課題に取り組む団体と共同で進めていくことで、より身近に相手の価値を創造していきます。
本研修は、自社ではなく他社との混合チームを組むことで、社風の違いや業種の違いを超えた点から様々な気づきを得られます。
本研修の進め方としては、
まず初めに、ある実在する地域の企業や団体から受講者に、実際に抱えている現場の課題を提示します。その際、受講者は各自で取り組みたい課題を選択していただきます。混合チームの編成は、受講者が各自で選択した課題に応じて組まれます。
研修中は、各団体の担当者にインタビューを行い、課題に対して苦労されている点や、現地の状況等を確認していきます。その後、都度チームで集まり、「課題に対してどのように取り組んでいくのか」「どのような施策が取れるか」など、チームごとにアイデアを出し合います。ほぼ受講者全員が初めて会う他業種、他社の社員であるので、自社の意見に引きずられることなく発言や議論に参加することができます。
課題を抱えている団体に対してどのようなアイデアを提供できるのか各チーム内で議論を重ねる中で、現場のリアルな声にも後押しされるため、研修に本気で向き合い、考える場が生まれます。また、アイデアを創出するために「デザイン思考等のフレームワーク」についても学んでいきます。
このように、リアルな社会課題を持つ人にヒアリングやアイデアの壁打ちを通じ、自社や他社のリソースを統合することで、最終的なサービスアイデアを創出していただきます。
本研修を受講いただくことで、新たな価値を創造する際の思考プロセスの理解や、社会的のニーズ、顧客の潜在ニーズの捉え方を理解することができます。さらに、オンライン上でのチームタスクの進め方についても強化することができます。
本研修を受講しただけで、次の日からスムーズに社内のアイデア創出に繋がる提案ができる訳ではありません。
受講後に受講者ご自身の社内状況に目を向け、顧客の声をしっかりと聞く姿勢ができている状態で、日々の業務を通じて繰り返し学んでいくことが必要です。本研修で学んだことを忘れずに、都度フィードバックを行いながら日々を過ごすことが近道と言えるでしょう。
本研修のねらいの確認、進行について説明を行います。また、他社との混合チームでの実施となるため、参加者同士で自己紹介を行います。
国内外の、課題をもつ地域の方へインタビューを開始します(1回目)。
現地の方の「生の声」を直接確認することで、その地域に潜む問題を深掘していきます。インタビュー後は確認できた情報をグループで共有し、2回目のインタビューへ向けて準備を進めます。
インタビュー2回目を実施します。2回目の質問では、初回のインタビューの回答を基に、更にチームで練り込んだ質問を行います。インタビューを通じ、その地域の解決すべき問題や真のニーズについてチーム内で考え、特定します。
チームで特定した問題やニーズに対する解決策について、チームでアイデア出しを行います。この際、躊躇することなく、発散しきることが大切です。
出てきたアイデアを絞り込み、現地の方からのフィードバックを通じることで、アイデアを選定します。
アイデアを皆で共有し、再び現地の方からフィードバックを受けます。受けたフィードバックを基にアイデアを修正し、発表に向けたプレゼンテーションの準備を行います。
チームでつくり上げた問題解決のための提案を、現地の方に向けてプレゼンテーションを行います。
講師、現地の方だけでなく、他チームのアイデアやプレゼンテーション方法を見学することで、自らへの気付きにも繋がります。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。