システム運用提案力強化研修(他社合同形式)

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)の特徴

システム運用を「守り」から「攻め」のサービスへ

保守運用部門を「サービス提案型」にシフトチェンジすることを図ります。本研修では顧客満足度の向上を実現するため、仮想システムの擬似運用を通じ体験をしていただきます。その中で、実務においてシステムのサービス向上へのマインドセットだけでなく、日々顧客と接している保守運用だからこそ可能な提案スキルの向上を図ります。他社と合同での実施形式にすることで、受講者の本気度をより高めた研修を実現します。

保守運用部門が「守りの業務」から「攻めの業務」へ転換するきっかけを与える

本研修は通常、ITシステムの保守運用を担っている方々を対象者としております。どうしても事象が発生してからの対処が多い保守運用部門ですが、実際には最も顧客と近い距離で且つ多くデータを持っている部門でもあります。DX時代では、データドリブンで常に攻めていくことが顧客側には求められますが、その際に保守運用部門から顧客や社内の営業等にシステムの改善提案ができるか否かで、スピード感が変わります。このようにスピード感を持った保守運用になってもらうために、当社では保守運用業務の品質向上を目的とした体験の場を用意し、実際に仮想の顧客への提案をしていただきます。実践を通じ、提案の難しさだけでなく面白さも実感いただき、攻めの業務を行うための「きっかけ」をつくる場になっております。
  • 対象となる階層 中堅社員・ 管理職・ 次世代リーダー
  • 対応業種・業態 システムエンジニア
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応
  • 定員6名×3社
  • 日程2日間

こんな企業様にオススメ

  • 保守運用部門を『サービス提案型』にシフトして、既存顧客の満足度向上を図りたい
  • 保守運用部門が付加価値の高い提案を行えるよう、「マインド」と「スキル」を習得させたい

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)を行うメリット

  1. 「守りの保守運用」から、「攻めの保守運用」へマインドチェンジを図ることができる
  2. システム提案の楽しさを体験できる
  3. DevOpsの意味を体感することができる(※DevOpsの説明は本研修ではありません)
保守運用部門の方々に見られる傾向として、守りの姿勢に陥りがちなことが挙げられます。しかし、今後データドリブンの時代では、より早く、より正確にデータの活用法を考えられる企業が成長していきます。その際、顧客に近い距離で業務を行う保守運用部門の「マインドチェンジ」は必須となりますが、自社で取り組むには難しい部分があります。本研修では、他社と合同で実施することにより、受講者の本気度を高め、且つ他社から刺激を受ける事で、マインドチェンジを図ってまいります。

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)のゴール目標

  • 受身型のビジネススタイルから、提案型へマインドチェンジを行う
  • 顧客状況のヒアリングに対し積極的なマインドを持つ
  • 顧客に対するシステム提案の手法が身につく

お問い合わせ

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システム運用提案力強化研修(他社合同形式)の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、システム運用提案力強化研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

保守運用業務のビジネスマインドを醸成したい

安定的なシステム運用のみでは無く、運用を含めたサービス全体の強化に対する目線を養う

カスタマイズ事例

  • 現場業務の見直し
  • 自社の提案フォーマットを活用

特徴

  • 自社の現場業務自体を見直す時間を設ける
  • 自社の提案フォーマットを活用し、現場で即活用する
ビジネス最前線の部門として安定的なシステム運用を行うだけでなく、「どのような運用を行うことが最適なのか」といった、運用を含めたサービス全体の強化に対する目線を養いました。また、実際の現場にて、業務自体を見直す時間の設定や実際に自社の提案フォーマットを使用することで、単なる研修でなく現場でも活かすことができる内容としました。

若手を対象として運用業務のイメージをもたせたい

未経験者の保守運用業務に対する理解を徹底するため、3種類のコースを設定

カスタマイズ事例

  • 保守運用業務の全体像理解コース
  • 保守運用業務の作業品質の向上コース
  • 提案まで踏み込むコース

特徴

  • 保守運用業務の全体像を理解することができる
  • 保守運用業務の作業品質の向上をねらうことができる
  • 「攻めの保守運用業務」に必要な手法を体験することができる
未経験者に対する保守運用業務の理解徹底のために、保守運用業務の全体像を理解するコース、保守運用業務の作業品質の向上をねらうコース、顧客システムを運用する人員として提案にまで踏み込むコースと3段階に分けました。保守運用業務について、「業務の全体像を掴むことが難しい」という現場の声が挙がりました。特に若手層の方々は、実際に体感する場が無いことにはイメージがつかず、現場で力を発揮することが難しくなります。そのため、まずは運用保守業務の全体像を掴めるためのコースを用意しました。また、実際の業務では品質を向上させる必要がありますので、その点も体験いただけるコースも用意しました。

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)とは

本研修は、保守運用部門を『サービス提案型』にシフトするためにシステムのサービス向上を意識する「マインド」と「提案スキルの向上」を目指し、上流工程からの顧客満足の向上を実現し提供できる人財の育成をサポートいたします。

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)の実際

既存顧客の維持が目標ではなく、既存顧客の深耕を確実に進め強化していくためにも、信頼関係を確実に構築することが重要です。利用ユーザーと最も近い場所にいるのが保守運用です。今後のビジネスにおいて他社との競合に勝ち残るためには、顧客から「第一に相談を受ける存在」となり、常にニーズをキャッチできる役割を果たしながら提案活動を行うことが重要です。また、本研修のねらいは「受け身」から「攻め」の提案スタイルにマインドチェンジを図ることです。具体的には以下3点となります。

①顧客に関する情報をよく知る

保守・運用作業は受身的な姿勢になり、顧客に対する関心が薄くなりがちです。「顧客がどのようなことを行いビジネスの展開をしているのか」「何で利益を上げているのか」を良く調べ、関心を払っていただきます。

 

➁保守・運用作業の中から、顧客のニーズを読み取る

自分たちが行う保守・運用作業が、顧客のビジネスの中で「どのような位置づけにあるのか」「どのような関係があるか」といった意識を持っていただきます。

 

③顧客へ新規提案を行う

保守・運用作業の内容を分析し、顧客にさらなる「益」を生み出せるよう、新たなビジネスの提案力を身につけていただきます。

 

実際の研修流れとしては、はじめに顧客に関する基本的な情報が与えられます。その後、PC上の仮想システムを活用し運用作業を繰り返します。その都度、顧客への報告やヒアリングを行い、顧客の業務に関する諸情報を収集します。最後に、これらのプロセスを通じて得た情報を元に、顧客への新規案件の提案に繋げます。また、企画提案の内容については顧客役の講師側が判断します。

内容の判断基準については、以下が求められます。

①顧客のビジネスの発展に繋がる提案であること

➁顧客のビジネスの発展ではなくとも顧客の利益が増加する提案であること

 

本研修は以上の流れを他社との競合環境を用意して進めることで、受講者の本気度をより高めた研修を実現しています。

研修を受講すれば全てが解決するのか

研修に参加いただくことで、「保守運用の品質向上への意識付け」や「提案型マインドへの変革」を促していきます。また、他社から刺激を受けることで、翌日以降の仕事への取り組みも変わってくることが予想されます。しかし、現場での業務が提案を許さない傾向が強く、抑圧される状況にあると力の発揮が難しくなります。

是非、本研修の受講後は受講者が現場で実際に顧客からヒアリングを行い、提案をする機会を与えていただければ幸いです。もし難しいようであれば、まずは社内の営業やSEの方への提言ができるような環境を用意するのも有効です。何事も学んだ後は、アウトプットしなければ力はつきません。現場の上司の皆様、そして人事の側としても、研修後のフォローをしていくことは大切です。当社としても、これまでの経験やノウハウがありますので、是非ともフォローについて気軽にご相談ください。

システム運用提案力強化研修(他社合同形式)のフロー例

01

オリエンテーション

  • 研修のねらいと進め方
  • 自己紹介

本研修のねらいの確認と、グループワークで実施するため、全員の自己紹介を行います。また、各企業のチームで集まり、チームビルディングも行っていただきます。

01

保守運用体験演習の進め方

  • 資料説明
  • 指示書の読み込み

本研修は体験型の演習形式でもあります。そのため、各社のヒアリングする順番やそのヒアリング先である講師扮するお客様役について説明を行い、イメージを膨らませていただきます。各チーム内では、演習題材の資料を読み込んでいただき、作戦を立てていきます。

01

運用体験演習

  • 動作テスト・チェック
  • 運用を行いながら顧客ヒアリングを実施
  • 運用報告会

ここから運用体験をしていただきます。実際に運用するために、機器の動作テスト・チェックを行います。また、実際に運用を行いながら、講師扮する顧客へのヒアリングを始めていきます。

01

講義

  • 運用フェーズの提案について

運用フェーズでの提案方法について講義を通じて学んでいただきます。また、受講者自身でも提案方法について考えていただきます。

01

講義

  • 提案書の作成について

運用フェーズでの、提案書の作成方法について講義を通じて学んでいただきます。講義を受けるだけではなく、受講者自身でも最適な提案書の作成について考えていただきます。

01

運用体験演習(続き)

  • 運用を行いながら顧客ヒアリングを実施
  • 運用報告会

ヒアリングを続けていき、その後に提案書の作成を行います。尚、提案書の作成は各社チームで集まり進めていきます。

01

発表

  • 全体に向けたプレゼンテーション

プレゼンテーションを全体に向けて実施します。この場はコンペ形式となります。「どの会社が受注するか、しないか」といった発表も講師扮する顧客から行われるため、臨場感のある場面になります。

01

まとめ

  • 事例の解説
  • 質疑応答
  • 振り返り

講師から事例の解説と質疑応答、振り返りを行い研修終了となります。

受講者の声

  • 「システムをどのように運用すればお客様の業務がもっとよくなるのか」といった、「ビジネス目線での気づき」を得ることができました。業務を行う上で活かせるポイントが多数ありましたので、実業務で試してみたいと思います。
  • 顧客目線に立ち、「何を必要とし、何ができるのか」を考えることの重要性に気づくことができました。普段の業務ではシステム的な話になることが多いのですが、これからはもっと広い目線でお客様と対話をしていきたいと思います。
  • 今までは運用としてお客様から言われたことだけをこなしてきたと思います。しかし、今回の研修ではお客様が考えることをヒアリングする場面がありました。普段は報告しかしていなかったので、今後は報告の場でも頑張ってヒアリングをしてみたいと思います。恐いですが・・・(笑)

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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