保守運用部門を「サービス提案型」にシフトチェンジすることを図ります。本研修では顧客満足度の向上を実現するため、仮想システムの擬似運用を通じ体験をしていただきます。その中で、実務においてシステムのサービス向上へのマインドセットだけでなく、日々顧客と接している保守運用だからこそ可能な提案スキルの向上を図ります。他社と合同での実施形式にすることで、受講者の本気度をより高めた研修を実現します。
学研グループ「トアス」の社員研修は、システム運用提案力強化研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
安定的なシステム運用のみでは無く、運用を含めたサービス全体の強化に対する目線を養う
未経験者の保守運用業務に対する理解を徹底するため、3種類のコースを設定
本研修は、保守運用部門を『サービス提案型』にシフトするためにシステムのサービス向上を意識する「マインド」と「提案スキルの向上」を目指し、上流工程からの顧客満足の向上を実現し提供できる人財の育成をサポートいたします。
既存顧客の維持が目標ではなく、既存顧客の深耕を確実に進め強化していくためにも、信頼関係を確実に構築することが重要です。利用ユーザーと最も近い場所にいるのが保守運用です。今後のビジネスにおいて他社との競合に勝ち残るためには、顧客から「第一に相談を受ける存在」となり、常にニーズをキャッチできる役割を果たしながら提案活動を行うことが重要です。また、本研修のねらいは「受け身」から「攻め」の提案スタイルにマインドチェンジを図ることです。具体的には以下3点となります。
①顧客に関する情報をよく知る
保守・運用作業は受身的な姿勢になり、顧客に対する関心が薄くなりがちです。「顧客がどのようなことを行いビジネスの展開をしているのか」「何で利益を上げているのか」を良く調べ、関心を払っていただきます。
➁保守・運用作業の中から、顧客のニーズを読み取る
自分たちが行う保守・運用作業が、顧客のビジネスの中で「どのような位置づけにあるのか」「どのような関係があるか」といった意識を持っていただきます。
③顧客へ新規提案を行う
保守・運用作業の内容を分析し、顧客にさらなる「益」を生み出せるよう、新たなビジネスの提案力を身につけていただきます。
実際の研修流れとしては、はじめに顧客に関する基本的な情報が与えられます。その後、PC上の仮想システムを活用し運用作業を繰り返します。その都度、顧客への報告やヒアリングを行い、顧客の業務に関する諸情報を収集します。最後に、これらのプロセスを通じて得た情報を元に、顧客への新規案件の提案に繋げます。また、企画提案の内容については顧客役の講師側が判断します。
内容の判断基準については、以下が求められます。
①顧客のビジネスの発展に繋がる提案であること
➁顧客のビジネスの発展ではなくとも顧客の利益が増加する提案であること
本研修は以上の流れを他社との競合環境を用意して進めることで、受講者の本気度をより高めた研修を実現しています。
研修に参加いただくことで、「保守運用の品質向上への意識付け」や「提案型マインドへの変革」を促していきます。また、他社から刺激を受けることで、翌日以降の仕事への取り組みも変わってくることが予想されます。しかし、現場での業務が提案を許さない傾向が強く、抑圧される状況にあると力の発揮が難しくなります。
是非、本研修の受講後は受講者が現場で実際に顧客からヒアリングを行い、提案をする機会を与えていただければ幸いです。もし難しいようであれば、まずは社内の営業やSEの方への提言ができるような環境を用意するのも有効です。何事も学んだ後は、アウトプットしなければ力はつきません。現場の上司の皆様、そして人事の側としても、研修後のフォローをしていくことは大切です。当社としても、これまでの経験やノウハウがありますので、是非ともフォローについて気軽にご相談ください。
本研修のねらいの確認と、グループワークで実施するため、全員の自己紹介を行います。また、各企業のチームで集まり、チームビルディングも行っていただきます。
本研修は体験型の演習形式でもあります。そのため、各社のヒアリングする順番やそのヒアリング先である講師扮するお客様役について説明を行い、イメージを膨らませていただきます。各チーム内では、演習題材の資料を読み込んでいただき、作戦を立てていきます。
ここから運用体験をしていただきます。実際に運用するために、機器の動作テスト・チェックを行います。また、実際に運用を行いながら、講師扮する顧客へのヒアリングを始めていきます。
運用フェーズでの提案方法について講義を通じて学んでいただきます。また、受講者自身でも提案方法について考えていただきます。
運用フェーズでの、提案書の作成方法について講義を通じて学んでいただきます。講義を受けるだけではなく、受講者自身でも最適な提案書の作成について考えていただきます。
ヒアリングを続けていき、その後に提案書の作成を行います。尚、提案書の作成は各社チームで集まり進めていきます。
プレゼンテーションを全体に向けて実施します。この場はコンペ形式となります。「どの会社が受注するか、しないか」といった発表も講師扮する顧客から行われるため、臨場感のある場面になります。
講師から事例の解説と質疑応答、振り返りを行い研修終了となります。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。