社会変化が次々と起こる現代では、自社だけで開発・改善していくことが難しい状況ではないでしょうか。ある分野を得意領域としている企業同士が力を借りるようなオープンイノベーションも徐々に活発になっています。
本研修では、異業種の参加者とチームを組むことで、自身とは異なる視野で物事の見方を理解します。個人業務での小さな気づきから生まれる「アイデア」の重要性を認識し、「アイデア」を「実現可能な企画案」へと引き上げる手法を、モデル例を用いた実践を通じて習得します。アイデアを出す際に役立つ「発散と収束のプロセス」を随所に盛り込み、日頃の打ち合わせにおいても活用できるようなプログラムになっています。
学研グループ「トアス」の社員研修は、新規事業共創シミュレーション研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
イノベーションに繋がるアイデアを現場に持ち帰り、各個人の変化適応力や組織文化の変革を後押しするための「原動力」を高める
思考力を強化するために、新規事業モデルを検討する事後課題を実施し、実践的なビジネス提案実習を行う
異業種の企業の参加者とチームを組み、自身とは異なる視点で物事の見方を理解します。モデル例を使った実習を主体とし、知識のみではなく実践的に活用する能力を身につけます。イノベーションとは「とてつもない大発明」ではなく、小さな気づきから生まれるアイデアこそが重要である点に気づいていただきます。そして、「アイデア実現可能な企画案」に引き上げるための手法を実践を通じて修得します。
スティーブ・ジョブズのような稀代の天才、カリスマ性のある人材を生み出すことは、なかなか難しいと言わざるを得ません。むしろ、企業の次世代を担う中核人材の方々に、「イノベーティブな仕事の面白さ」を理解いただく実践の場を提供することこそが重要と当社は考えます。本研修は以下4点をねらいとしています。
①与えられた仕事をこなすだけでは無く、自分で仕事を作り出す意欲を高める
➁「現状から脱皮し変わらなければならない」という啓発意欲と危機意識を高める
③企画を行う中での「創造的な楽しさ」を体感し、理解を深める
④自らを客観視し、他者への共感を持ちながら変化への適応能力を磨く
また、本研修を導入いただいている企業様の現状や課題としては、以下3点が挙げられます。
①過去の成功体験や他社事例から出る発想に留まり、目前の業務に対する効率性にこだわりすぎている。
➁新規事業の創出の際、心理的な障壁を大きく感じることで、現業務での成果を最大化しようとしてしまう
③ 自社以外の人とのビジネスの共創を体験する機会がない
本研修の中では、共創するグループ内で各企業の強みが発揮され且つ収益に直結するビジネスモデル創出を追求します。また、新規事業の創出や企画の楽しさを理解し、研修後の継続を促すためにチャレンジングな提案を評価します
講師が積極的に介入し、企画策定の見本を見せるなど、随時ヒントを提供することで取り組みを停滞させずに演習時間を効率よく使います。また、他のグループが得た情報や企画も積極的に活用し、「他者=他社」の良い点を学び、情報共有や共創の意味を体感いただきます。その他、演習以外の時間では業務に役立つ人脈形成にも繋げます。
研修に参加いただくことで、既存の方法にこだわらない「発想の転換」を図ることができます。また、他社からの刺激を受けることで、翌日以降の仕事への取り組みが変わってくることが予想されます。 しかし、やはり現場での業務において、新規アイデアやカイゼン案などへの提案が許さない傾向が強い、抑圧される状況にあると力の発揮が難しくなってきます。
そのため、受講後については受講者が現場で「研修を通じた学び」を発揮できるよう、機会を与えていただければ幸いです。もし難しいようであれば、発想力を鍛えるためにアイデア大会の実施や定例会等、カイゼン案を出せるような場を設けていただければ幸いです。
何事も習った後は、アウトプットをしなければ身につきません。現場の上司の皆様や送り出す人事側としても、研修後のフォローをしていきましょう。当社としても、これまでの経験やノウハウがありますので、是非ともフォローについて気軽にご相談ください。
まずはオリエンテーションを実施し、イノベーションの定義や演習について説明します。グループワークのため、自己紹介を行っていただきます。チームでも集まり、チームビルディングを行っていただきます。他社との混成チームになりますので、チームビルディングは重要です。
体験型の演習形式のため、テーマの内容について説明をします。テーマのイメージを膨らませていた上で、各チーム内で演習題材の資料を読み込み、作戦を立てていただきます。
演習では情報収集と分析を行います。演習で必要となる企画案作成のためのキーワードやフレームワークの活用法について講師から事前に説明を行います。
分析が完了した時点で、各チームから発表いただきます。発表後は、全体ディスカッションを行います。キーワードやフレームワークを活用し、情報を整理していきます。
ここから実際にアイデアを考えていただきます。チームで集まり、個人でのアイデア創作やチーム内で発展議論を行うことで、シナジー効果を生みだしていただきます。そして全体へ発表、ディスカッションを行います。
再度チームで集まっていただき、有望なアイデアを1本に絞り込みます。さらに、指摘を受けた不都合な点やリスクを改善します。
実際に使えるアイデアとするために、投資金額や収益見込みの試算を通じて企画の改良を行います。
最終アイデアのプレゼンテーションを行います。講師や他のチームからフィードバックをもらい、新たな観点や視点への気づきを得ます。
講師から事例の解説と質疑応答、振り返りを行い研修終了となります。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。