リーダー、もしくはリーダー候補者向けのオープンコースです。仮想顧客に対する提案に向けたグループ討議の様子や、顧客へのインタビューの様子をビデオカメラで撮影し、その様子を映像とアセスメント経験豊富なプロ講師のフィードバックで振り返ります。この振り返りを行うことで対人スキルの発揮度合いを客観的に把握することができます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、折衝・発想力強化研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
あらゆる人の価値観は異なるということを理解し、その良さや違いを認識する土壌をつくりたい
自身の仮説が強すぎる人が多いため、他の人の意見を取り入れることで生まれる効果について認識させたい
心理学的に設計された演習課題を用いることで、行動特性を表出させます。
専門家が行動観察をして出す具体的なフィードバックやレポートにより、リーダーとして具体的な啓発計画を立てやすくなります。また、他組織メンバーと体験型研修を行うことにより、価値観や組織背景が異なる他社人材から刺激を受けることができます。さらに、早期に視野を広げる機会として、今後の自己研鑽を促進させます。
本研修は2日間のプログラムとなり、仮想顧客に対する提案に向けたグループでの討議の様子や顧客へのインタビューの様子をビデオカメラで撮影し、映像とプロ講師や他の受講者からのフィードバックを通じて振り返ります。
1日目は仮想顧客への提案準備を行います。効果的な情報収集と提案に必要な要素を講義で学び、グループでの作戦会議を行います。初対面のメンバーと合意形成を図り、時間内でグループの方針を固めるために一人一人がリーダーシップを発揮しながら、グループの方針に沿って仮想顧客へインタビューを行っていただきます。その際、グループ討議もインタビューの様子もビデオカメラで撮影します。
2日目は提案に向けた準備とプレゼンテーションを行いますが、本研修の主目的は昨日撮影した映像の振り返りです。グループに分かれて、グループ討議の様子、インタビューの様子のVTRを映像で見ることで自身の行動や表出されたコミュニケーションスタイルを客観的に把握することができます。
そのうえで、メンバー同士相手の良かった点や啓発点をフィードバックすることで、ご自身の行動が他者にどのような影響を与えていたかを知る機会となります。また、アセスメント経験豊富なプロ講師と1対1のフィードバック面談を行いますので、より具体的に自分の行動や表現がどのような影響をもたらすのかを研修時間内に知ることができます。
研修終了後には個人向けのレポートと、組織向けのコンフィデンシャルレポートを提出します。レポートを元に本人と上司が面談を実施したり、今後の組織内育成計画を作成する上で役立てていただくことができます。
今現在リーダーを担われている方はもちろん、今後リーダーを担う予定の方もご自身のコミュニケーション特性を早期に知ることで自己のブラッシュアップ課題を整理することができるため、次世代のリーダー層を育成することにも繋がります。
当然ながら研修を一度受講したからといって折衝力や発想力が飛躍的に向上するわけではありません。学んだことを実際の現場で瞬時に活かすには時間がかかる場合もあります。
自身のスキルとして身につけるためには、本研修で得た気づきを日々の行動に反映し実践していくことが重要です。
また、本研修の最後には自身のブラッシュアップ課題を整理する時間があります。この整理する時間の中で、自身のなりたいリーダー像を明らかにし、具体的な行動計画を立て、それを実行に移し、定期的に振り返ることが必要です。
一人ではなく、本研修で出会った社外メンバー同士で定期的にお互いの状況を確認し合う時間を設ける、チームメンバーに協力してもらい定期的な面談の時間を設けるなども有効です。
多忙な日々に戻ると自分自身を振り返る時間は後回しになりがちです。意図的にそのような時間を設定することで、普段の場面でもご自身の強みを活かすコミュニケーションスタイルの発揮を目指しましょう。
提案演習での進め方の手引きと、効果的な情報収集についての基礎講義を行います。
課題を読み込み、グループで顧客へのインタビューの順番を決め、質問内容を整理していきます。討議の様子はビデオで撮影します。
インタビューの制限時間は、各グループ1回あたり10分です。このインタビューは合計6回実施します。インタビュー以外の時間では、各グループ内でインタビュー結果の振り返りと、次回のインタビューに向けた作戦会議をしていただきます。討議の様子はビデオで撮影します。
インタビューの結果に対する振り返りと、提案に向けた準備をグループで行います。討議の様子はビデオで撮影します。
顧客へのプレゼンテーションに向けて、役割分担を行いながら提案書を作成します。
グループごとにプレゼンテーションを行います。制限時間は各グループ20分です。
各グループのプレゼンテーションに対して講師が講評します。
グループ内での作戦会議(1・2)で撮影した映像を再生しながら振り返りを実施します。
インタビュー演習で撮影した映像を再生しながら振り返りを実施します。
各自で課題の整理を進めていただき、同時に個人ごとのフィードバック面談を行います。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。