折衝・発想力強化研修の特徴

多様性を活かし、斬新な発想を生み出すための折衝力と発想法を学ぶ

リーダー、もしくはリーダー候補者向けのオープンコースです。仮想顧客に対する提案に向けたグループ討議の様子や、顧客へのインタビューの様子をビデオカメラで撮影し、その様子を映像とアセスメント経験豊富なプロ講師のフィードバックで振り返ります。この振り返りを行うことで対人スキルの発揮度合いを客観的に把握することができます。

背景の異なるメンバーと互いにリーダーシップを発揮し相乗効果を生む

時代の変化に伴い、リーダーに求められる行動も日々変化していることを実感されている方も多いのではないでしょうか。「部下、後輩との会話の後、相手の反応にいつも不安を覚える」「本心から納得出来ているか疑問に思っている」「自分のコミュニケーションスタイルに不安がある」など、部下や後輩とのコミュニケーションに不安を持つリーダーは少なくありません。また、部下との関わりのみではなく「上司に対しての企画案や進言したいことが、なかなか受け入れてもらえない」「顧客の想定範囲を出ない提案内容のため、なかなか受注に至らない」など上司や顧客とのやり取りを改善したいという声も多く聞かれます。
本研修では、組織背景や業務環境が異なる他社のメンバーと共にコミュニケーションを図ることにより、全く新しい視点で革新的で独創的な発想を生み出すことをねらいとしています。その実践において、自身のアイデアを効果的に訴求すると共に、他者の発想や要望をスムーズに引き出すため、自分のコミュニケーションの特徴を確認し、より効果性を高めるための工夫点をあぶり出す演習を行います。
現在リーダーを担われている方だけでなく、リーダー候補の方にも早期に自身のコミュニケーションスタイルを知る目的での受講をお勧めいたします。
  • 対象となる階層 中堅社員・ 管理職・ 次世代リーダー
  • 対応業種・業態 営業・技術・研究・システムエンジニア・事務・マーケティング
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応
  • 定員18名(1名様から参加可能です)
  • 日程2日間

こんな企業様にオススメ

  • 業務遂行において心理的な壁があり、この壁を取り払いたい
  • 相手が自分と異なるコミュニケーションスタイルを持っていても、受け入れられる職場環境を作りたい
  • チームメンバーの意見をうまく活かしたチームづくりをしたい

折衝・発想力強化研修を行うメリット

  1. 背景や業務環境が異なるメンバーと、コミュニケーションの重要さを理解することで、チームに活気を生むことができる
  2. 多様性を活かし、新しい視点と斬新な発想を生み出す意識が職場に醸成される
  3. 部下やチームメンバーとのコミュニケーションスタイルがより改善されることで、意見の出やすい職場環境となる
本研修を受講することでコミュニケーションを取ることの重要さを理解し、どのように自分の意見を伝えたり話を聞くことが効果的なのかを学ぶことができます。また、社外メンバーと受講することで多様性を活かすことの必要性を体感していただき、自身の組織に活かせる視点や工夫を持ち帰ることができます。

折衝・発想力強化研修のゴール目標

  • 自分のコミュニケーションにおいて強みと啓発点が分かる
  • リーダーとして、コミュニケーションの効果を上げる工夫を考えることができる
  • 多様性を活かし、それらを有効に取り入れることの重要さを理解することができる

お問い合わせ

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折衝・発想力強化研修の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、折衝・発想力強化研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

斬新な発想を生む土壌をつくりたい

あらゆる人の価値観は異なるということを理解し、その良さや違いを認識する土壌をつくりたい

カスタマイズ事例

  • フォロー面談
  • 事後課題

特徴

  • 上司とのフォローアップ面談
  • 学んだことをチームへ浸透するための事後課題
研修で学んだ「違い」から新しい価値が生まれるという認識を個人の学びで留めず、組織文化として醸成していくために、研修後のフォローアップに力を入れました。フィードバックレポートをもとに上司との面談を行い、普段の業務でご自身がどのような行動をしていくのかを具体化し、実践していただくための事後課題を設けました。

自分と異なる意見を柔軟に取り入れてほしい

自身の仮説が強すぎる人が多いため、他の人の意見を取り入れることで生まれる効果について認識させたい

カスタマイズ事例

  • 話し方
  • 聞き方
  • チームビルディング

特徴

  • 相手の感情に寄り添うマインド醸成
  • 相手と信頼関係を築くスキルの向上
コミュニケーションに関する要素を強めました。折衝のポイントである話し方、聞き方について自身の傾向がどのようになっているのか、フィードバックする際にも重点的にコメントするようカスタマイズしました。さらに、チームが機能するプロセスについても講義で伝え、自身のチームがどのように機能しているのか振り返る時間を設けました。

折衝・発想力強化研修とは

心理学的に設計された演習課題を用いることで、行動特性を表出させます。

専門家が行動観察をして出す具体的なフィードバックやレポートにより、リーダーとして具体的な啓発計画を立てやすくなります。また、他組織メンバーと体験型研修を行うことにより、価値観や組織背景が異なる他社人材から刺激を受けることができます。さらに、早期に視野を広げる機会として、今後の自己研鑽を促進させます。

折衝・発想力強化研修の実際

本研修は2日間のプログラムとなり、仮想顧客に対する提案に向けたグループでの討議の様子や顧客へのインタビューの様子をビデオカメラで撮影し、映像とプロ講師や他の受講者からのフィードバックを通じて振り返ります。

1日目は仮想顧客への提案準備を行います。効果的な情報収集と提案に必要な要素を講義で学び、グループでの作戦会議を行います。初対面のメンバーと合意形成を図り、時間内でグループの方針を固めるために一人一人がリーダーシップを発揮しながら、グループの方針に沿って仮想顧客へインタビューを行っていただきます。その際、グループ討議もインタビューの様子もビデオカメラで撮影します。

2日目は提案に向けた準備とプレゼンテーションを行いますが、本研修の主目的は昨日撮影した映像の振り返りです。グループに分かれて、グループ討議の様子、インタビューの様子のVTRを映像で見ることで自身の行動や表出されたコミュニケーションスタイルを客観的に把握することができます。

そのうえで、メンバー同士相手の良かった点や啓発点をフィードバックすることで、ご自身の行動が他者にどのような影響を与えていたかを知る機会となります。また、アセスメント経験豊富なプロ講師と1対1のフィードバック面談を行いますので、より具体的に自分の行動や表現がどのような影響をもたらすのかを研修時間内に知ることができます。

研修終了後には個人向けのレポートと、組織向けのコンフィデンシャルレポートを提出します。レポートを元に本人と上司が面談を実施したり、今後の組織内育成計画を作成する上で役立てていただくことができます。
今現在リーダーを担われている方はもちろん、今後リーダーを担う予定の方もご自身のコミュニケーション特性を早期に知ることで自己のブラッシュアップ課題を整理することができるため、次世代のリーダー層を育成することにも繋がります。

研修を受講すれば全てが解決するのか

当然ながら研修を一度受講したからといって折衝力や発想力が飛躍的に向上するわけではありません。学んだことを実際の現場で瞬時に活かすには時間がかかる場合もあります。

自身のスキルとして身につけるためには、本研修で得た気づきを日々の行動に反映し実践していくことが重要です。

また、本研修の最後には自身のブラッシュアップ課題を整理する時間があります。この整理する時間の中で、自身のなりたいリーダー像を明らかにし、具体的な行動計画を立て、それを実行に移し、定期的に振り返ることが必要です。

一人ではなく、本研修で出会った社外メンバー同士で定期的にお互いの状況を確認し合う時間を設ける、チームメンバーに協力してもらい定期的な面談の時間を設けるなども有効です。

多忙な日々に戻ると自分自身を振り返る時間は後回しになりがちです。意図的にそのような時間を設定することで、普段の場面でもご自身の強みを活かすコミュニケーションスタイルの発揮を目指しましょう。

折衝・発想力強化研修のフロー例

01

オリエンテーション

  • 研修のねらいと進め方
  • 提案演習にむけて

提案演習での進め方の手引きと、効果的な情報収集についての基礎講義を行います。

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グループでの作戦会議-1(ビデオ撮影)

  • 課題の読み込み
  • インタビューの順番の決定
  • インタビューの内容の整理

課題を読み込み、グループで顧客へのインタビューの順番を決め、質問内容を整理していきます。討議の様子はビデオで撮影します。

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インタビュー演習ー1(ビデオ撮影)

  • グループごとに順番にインタビューを実施

インタビューの制限時間は、各グループ1回あたり10分です。このインタビューは合計6回実施します。インタビュー以外の時間では、各グループ内でインタビュー結果の振り返りと、次回のインタビューに向けた作戦会議をしていただきます。討議の様子はビデオで撮影します。

01

グループでの作戦会議-2(ビデオ撮影)

  • インタビューの振り返りと提案作成に向けた作戦会議

インタビューの結果に対する振り返りと、提案に向けた準備をグループで行います。討議の様子はビデオで撮影します。

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提案書作成

  • 各グループで提案書作成の作業を実施

顧客へのプレゼンテーションに向けて、役割分担を行いながら提案書を作成します。

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プレゼンテーション

  • 各グループ順番にプレゼンテーションを実施

グループごとにプレゼンテーションを行います。制限時間は各グループ20分です。

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プレゼンテーション講評

  • 各グループに対する講評
  • 講義:効果的なプレゼンテーション

各グループのプレゼンテーションに対して講師が講評します。

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振り返り-1

  • グループ作戦会議の振り返り

グループ内での作戦会議(1・2)で撮影した映像を再生しながら振り返りを実施します。

01

振り返り-2

  • インタビュー演習の振り返り

インタビュー演習で撮影した映像を再生しながら振り返りを実施します。

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まとめ

  • 自己のブラッシュアップ課題の整理
  • 個人フィードバック面談

各自で課題の整理を進めていただき、同時に個人ごとのフィードバック面談を行います。

受講者の声

  • 当日初めて会った方とのワークでしたが、一定の質以上のアウトプットができました。普段は社外の方と仕事をする機会がほとんど無いため、グループワークの進め方や顧客との折衝など、全てが刺激的で充実した2日間でした。
  • 対顧客と折衝する機会が多いため折衝力には自信がありましたが、自分の姿を映像で見ることで、内容の説明、コミュニケーションスキルともに説得力が足りていないことを痛感しました。気づきを得たからこそ明日から何をしていけばよいのかが具体的に分かりました。
  • 自分と異なる意見や思考を持つ人とのコミュニケーションが苦手で、解決の糸口を見つけたく参加しました。異なるスタイルを受け入れることで今までなかった視点や視座で物事を考えることができ、思考が発展するような体験を得ることができました。

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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