ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力

ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力の特徴

製造業の”現場力”を強化する生産活動シミュレーション

「ものづくりの現場」を再現したシミュレーション研修です。3期分の工場経営を疑似体験します。1期ごとに工場長、設計、品質保証など役割を変え、生産活動に取り組みます。役割が変わることで視座・視点・視野が変わり、実務に直結した新しい気づきを獲得します。また、生産活動を通じて利益の創出とその仕組みや仕事の基本姿勢の徹底、CS意識などを学びます。

製造業の一連の流れを体験し、お客さまとのつながりを体感する

製造業を取り巻く環境は、革新的変化の兆しを見せています。次代を切り開く、ものづくり人財の育成が将来の競争力維持・向上へのテーマと言えるのではないでしょうか。本研修では顧客要望のヒアリングから設計、資材購入、製造、納品まで製造業の仕事の流れを俯瞰します。チーム活動でのシミュレーションを通し、顧客基点・経営的な感覚・全体最適の視点・就業意識・業務遂行力・問題解決能力・コミュケーション力等、幅広い気づきを得ることができ、自分の仕事の位置づけとお客様との繋がりを体感することで、モチベーションアップを図ることができます。また、基本動作と姿勢の徹底、職場活動時のコミュニケーション(目標・手段・情報・変化の共有)など、チームワークが製造業の現場力強化には必要であることを研修を通じて学び、役割認識の強化を図ります。
  • 対象となる階層 新入社員・ 若手社員・ 中堅社員
  • 対応業種・業態 技術・研究・ものづくり生産現場
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応-
  • 定員24名
  • 日程2日間

こんな企業様にオススメ

  • 製造現場における「前工程・後工程を意識した仕事の進め方」や「コミュニケーション」を強化したい
  • コンプライアンス遵守・不安全行動の撲滅・安全行動維持などの意識を高めたい

ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力を行うメリット

  1. 組織の目標を理解し、目標達成の為の役割を認識し、貢献するための行動ができる
  2. 企業の利益追求の意義と、安全・品質向上・コストダウン・納期短縮への取り組みが 利益につながることを理解できるようになる
  3. 職場の中のコミュニケーションのあり方と考え方を理解することで報告・連絡・相談が増え、コミュニケーション不足によるミスを減らすことができる
生産活動に取り組むことで、企業の利益追求の意義と、利益につながる行動とは何かを学ぶことができます。また、工場経営を疑似体験することで部分最適だった視野が広がり全体最適を考えて行動することができ、SQCDの向上に繋がります。

ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力のゴール目標

  • 自分の仕事がお客様への貢献につながることを理解できる
  • SQCDの優劣が、利益に直結することを理解できる
  • 目標達成のために必要な問題解決手法・効率的な生産(作業)方法を考えられる

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ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

新入社員へ仕事の進め方とものづくりの楽しさを体感させたい

新入社員研修という限られた期間の中で生産活動の全体を掴む

カスタマイズ事例

  • 個の力
  • チーム力

特徴

  • 仕事の進め方
  • チームワーク
  • 横の繋がり
受講者が主体的に考え、動くことを軸に、生産工程の全体と仕事を進める上での重要な要素を講義と演習の中で繰り返し伝えました。チームワークの重要性にもフォーカスし、グループ討議の時間を増やすことで新入社員同士の横の繋がりを強化することができました。

現場の次期リーダー層向けに、目標設定やコストへの意識強化を行いたい

全体最適の運営に重点を置き一段上の視座を獲得する

カスタマイズ事例

  • コスト意識
  • マネジメント

特徴

  • 利益の仕組み
  • リーダーシップ
  • マネジメントサイクル
シミュレーションでは特に「目標設定の考え方・利益の仕組み・売上アップ・原価低減・損益分岐点・±0の発想」などのコスト面に加え、「チームワーク・コミュニケーション・マネジメントサイクル・リーダーシップ」を通じた全体運営に重点を置きました。リーダーに求められる視座の高さや広い視野を実践的に学ぶことができました。

ビジネスシミュレーション ~ものづくり活動から考える現場力~とは

ものづくりの現場で必要な、全体最適の視点を実践的に学ぶことができる研修です。3期分の工場経営を疑似体験していただき、1期ごとに役割を変えて生産活動に取り組むことで視座・視点・視野が変わり、実務に直結する新しい気づきを獲得することができます。気づきを得るだけでなく、自分のやるべき行動が具体的になるため、明日の業務にすぐに活かせる研修と言えます。

ビジネスシミュレーション ~ものづくり活動から考える現場力~の実際

本研修では、工場経営を3期分運営することで普段の業務とは異なる役割を体験することができます。「玩具を販売するA社に製品を納入する工場の運営と生産活動を任された」という設定の下、受注から決算総会、振り返りまでを行います。

具体的には以下の流れで研修を進めていきます。

①受注:一定条件を満たす製品の発注を入手します。ここでは顧客起点や全体最適、経営的視点を学ぶことができます。また、チーム内での目標の共有、情報の共有、役割認識の重要性を理解します。

②製品企画/生産会議:製品設計図を作成し、納入契約を結びます。計画に基づき、資材を購入します。SQCDを意識した行動が求められます。

③生産活動の実施:準備が整ったら一斉に生産活動を始めます。決められた納期で生産活動と製品の納入を行い、納入契約に基づく納入品審査により、売上高が決定します。

④損益計算と振り返り:生産活動を終えたら損益計算と振り返りの時間です。決算結果をもとに、工場運営・生産活動を振り返り、自工場・他工場を比較することで気づきを得ます。

⑤発表・フィードバック:株主への決算総会を行い、当期の工場運営・生産活動について発表します。講師や他チームからのフィードバックを受けることで、次期計画の改善に役立てることができます。

⑥振り返り:後にチーム内での振り返りを行い、次期の工場運営が始まります。

対象者は職種や階層を問いません。安全行動維持や不安全行動の撲滅、コンプライアンス遵守など強化したいキーワードにあわせてカスタマイズすることも可能です。カリキュラムやフィードバックを調整し、ねらいを達成します。

また、生産活動を疑似体験することができるため、現場配属前の新入社員や、前後工程を意識した仕事の進め方に課題のある若手層にもお勧めです。全体最適の視点を醸成したいという目的から、リーダー層を対象とするケースも少なくありません。「ものづくりの現場」を再現しているため、日々の仕事への取り組み方の棚卸しにも役立ちます。

研修を受講すれば全てが解決するのか

2日間という短い時間の中で意識を変革し、即日行動を変化させることは簡単ではありません。

しかし、漠然とした気づきではなく生産活動という実務に限りなく近い疑似体験の中で具体的な気づきを得ることができるため、これから何を意識して行動するべきか、というアクションプランが立てやすくなります。

立てたアクションプランを実行できているか、上司から定期的に声かけなどすることで、より行動に変化をもたらすことができます。また、研修で得た気づきを実践していくためには、研修後の行動が重要であると言えます。そのためには上司やチームメンバーとも学びを共有し、チーム全員で意識を変えていくことで目標の達成を目指しましょう。

ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力のフロー例

01

オリエンテーション

  • 開講挨拶
  • 研修の目的

本研修のねらいの確認と、グループワークになるので全員の自己紹介を行います。前提となるねらいを全員が把握した上で研修を開始します。

01

第1回 工場運営シミュレーション

  • ワーク1回目

自分たちで考えながら、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。ものづくりにおける品質、納期、コスト、安全など生産管理の重要性とその進め方を学びます。

01

第2回 工場運営シミュレーション

  • ワーク2回目

しっかりと計画を立てて、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。第1回運営時の反省を基にチャレンジし、自身の仕事を進める上でのPDCAの重要性を身につけます。

01

第3回 工場運営シミュレーション

  • ワーク3回目

顧客への価値創造を考え、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。第1回、第2回運営時の反省を基にチャレンジし、顧客意識(顧客からの要望)の視点を考えながら、職場活動時のコミュニケーション、チームづくり、メンバーシップの在り方を学びます。

01

まとめ

  • まとめ・振り返り

職場での自身の仕事の取り組み方と役割認識を強化します。全社的視点を身につけることの重要性を学び、全体最適の意識を高め、組織の価値を生む要素を考えます。

受講者の声

  • 受注から納品まで全て体験し、自分もその流れの中の一員であることが自覚できました。自分の仕事が前後の工程につながっているという意識を高め、さらに責任感を持って業務に取り組もうと思います。
  • 作業者とのコミュニケーションをしっかり取り、わからないことは分からないままにせず、積極的に聞くことが大事だと感じました。自分も生産利益に貢献できるようになりたいです。
  • 今まではただの作業して仕事と向きあってきましたが、これからは会社の一員として仕事と向き合いたいと思いました。そのための行動として、自分が「これで良し」と思っても他の人にしっかり確認を取るようしていこうと思います。
  • 何故この材料や形状をしているかということを考え、また、これがどんどん組まれていき、お客様が使う物になるという意識をしっかり持って仕事に取り組んでいこうと思います。自分たちが作っているものがお客様に届いているという意識をしっかり持って、仕事に取り組んでいきます。

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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