「ものづくりの現場」を再現したシミュレーション研修です。3期分の工場経営を疑似体験します。1期ごとに工場長、設計、品質保証など役割を変え、生産活動に取り組みます。役割が変わることで視座・視点・視野が変わり、実務に直結した新しい気づきを獲得します。また、生産活動を通じて利益の創出とその仕組みや仕事の基本姿勢の徹底、CS意識などを学びます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、ビジネスシミュレーション:ものづくり活動から考える現場力も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
新入社員研修という限られた期間の中で生産活動の全体を掴む
全体最適の運営に重点を置き一段上の視座を獲得する
ものづくりの現場で必要な、全体最適の視点を実践的に学ぶことができる研修です。3期分の工場経営を疑似体験していただき、1期ごとに役割を変えて生産活動に取り組むことで視座・視点・視野が変わり、実務に直結する新しい気づきを獲得することができます。気づきを得るだけでなく、自分のやるべき行動が具体的になるため、明日の業務にすぐに活かせる研修と言えます。
本研修では、工場経営を3期分運営することで普段の業務とは異なる役割を体験することができます。「玩具を販売するA社に製品を納入する工場の運営と生産活動を任された」という設定の下、受注から決算総会、振り返りまでを行います。
具体的には以下の流れで研修を進めていきます。
①受注:一定条件を満たす製品の発注を入手します。ここでは顧客起点や全体最適、経営的視点を学ぶことができます。また、チーム内での目標の共有、情報の共有、役割認識の重要性を理解します。
②製品企画/生産会議:製品設計図を作成し、納入契約を結びます。計画に基づき、資材を購入します。SQCDを意識した行動が求められます。
③生産活動の実施:準備が整ったら一斉に生産活動を始めます。決められた納期で生産活動と製品の納入を行い、納入契約に基づく納入品審査により、売上高が決定します。
④損益計算と振り返り:生産活動を終えたら損益計算と振り返りの時間です。決算結果をもとに、工場運営・生産活動を振り返り、自工場・他工場を比較することで気づきを得ます。
⑤発表・フィードバック:株主への決算総会を行い、当期の工場運営・生産活動について発表します。講師や他チームからのフィードバックを受けることで、次期計画の改善に役立てることができます。
⑥振り返り:後にチーム内での振り返りを行い、次期の工場運営が始まります。
対象者は職種や階層を問いません。安全行動維持や不安全行動の撲滅、コンプライアンス遵守など強化したいキーワードにあわせてカスタマイズすることも可能です。カリキュラムやフィードバックを調整し、ねらいを達成します。
また、生産活動を疑似体験することができるため、現場配属前の新入社員や、前後工程を意識した仕事の進め方に課題のある若手層にもお勧めです。全体最適の視点を醸成したいという目的から、リーダー層を対象とするケースも少なくありません。「ものづくりの現場」を再現しているため、日々の仕事への取り組み方の棚卸しにも役立ちます。
2日間という短い時間の中で意識を変革し、即日行動を変化させることは簡単ではありません。
しかし、漠然とした気づきではなく生産活動という実務に限りなく近い疑似体験の中で具体的な気づきを得ることができるため、これから何を意識して行動するべきか、というアクションプランが立てやすくなります。
立てたアクションプランを実行できているか、上司から定期的に声かけなどすることで、より行動に変化をもたらすことができます。また、研修で得た気づきを実践していくためには、研修後の行動が重要であると言えます。そのためには上司やチームメンバーとも学びを共有し、チーム全員で意識を変えていくことで目標の達成を目指しましょう。
本研修のねらいの確認と、グループワークになるので全員の自己紹介を行います。前提となるねらいを全員が把握した上で研修を開始します。
自分たちで考えながら、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。ものづくりにおける品質、納期、コスト、安全など生産管理の重要性とその進め方を学びます。
しっかりと計画を立てて、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。第1回運営時の反省を基にチャレンジし、自身の仕事を進める上でのPDCAの重要性を身につけます。
顧客への価値創造を考え、受注→製造→納品→損益計算→振り返りまでを疑似体験します。第1回、第2回運営時の反省を基にチャレンジし、顧客意識(顧客からの要望)の視点を考えながら、職場活動時のコミュニケーション、チームづくり、メンバーシップの在り方を学びます。
職場での自身の仕事の取り組み方と役割認識を強化します。全社的視点を身につけることの重要性を学び、全体最適の意識を高め、組織の価値を生む要素を考えます。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。