自分とは異なる視座を持つ読み手への文書作成の場面において、実用的な対応力を身につけます。ビジネスライティングの目的は「正しく伝える」ことであり、書き手は、読み手の状況・意図・思考のパターン(コンテクスト)を的確に把握することが重要です。講義と演習を繰り返すことで実践的に習得します。
学研グループ「トアス」の社員研修は、ロジカルライティング研修も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
後輩が作成した文書に対して的確な指導ができるようになる
業務遂行力の向上が求められる若手社員一人ひとりのライティング力を向上させたい
自分とは異なる視座を持つ読み手への文書作成の実践力向上を目指す研修です。ビジネスライティングの目的である「正しく伝える」を、読み手の状況・意図・思考のパターン(コンテクスト)を的確に把握することでわかりやすい文書作成を実現します。
本講座では、論理的コミュニケーション力、思考力の強化とライティングのための技術と意識の向上の2つの側面から書くスキルの強化を図ります。
ロジカルライティングの特徴はメッセージの明瞭性です。伝達すべきメッセージを明瞭に表現することが重要であり、自分にとって明瞭とは、読み手にとっても明瞭とは限らないことを再認識することから始めます。
では、どのように正しく伝えていけば良いのでしょうか?研修では次の3点を学んでいきます。
1.書き手(自分)と読み手のコンテクストの違い、また多様性を意識し共通化を図る
2.読み手のコンテクストに応じ、伝えるべき内容の粒度、順番などを決める
3.情報を論理的に整理してライティングを行う
コンテクストの部分を意識したライティング力とは、内容、粒度、重要度、構造、記述順を意識することです。これらの実践力を身につけるため、本研修では演習を中心に進めていきます。流れは大きく3つです。講義、ミニ演習、ケーススタディを繰り返します。講義で基礎知識をインプットした後ミニ演習で実際に手を動かし理解を促進します。ミニ演習を繰り返し実践した後、ケーススタディに取り組みます。
ケーススタディではミニ演習と講義の知見を活かし、正しく伝わる文書作成を目指します。
2日間の研修を受講し、すべての文章を意図通りに作成できるという訳ではありません。学んだことを活かし、意図通りに伝わるか?相手にとって読みやすいか?ということを常に意識しながら繰り返し実践することでスキルとして定着するのです。
時には研修で使用したテキストを振り返り、自身が作成した文章を添削してみるのもいいでしょう。自分が書きやすい文書ではなく相手にとって伝わりやすく、行動が起こしやすい文書を目指し日々トレーニングを重ねましょう。
本講座のねらいを全員で確認します。ビジネスライティングの特徴である、メッセージの明瞭性の意味を考えます。
演習を中心に進めていきます。「分かりにくさ」の原因となる要素を例題から経験します。分かりにくさの原因となる要素を排除するために、情報の整理と表現の変更を行う演習を行います。コンテクストの違いを分析し、正しく伝えるための工夫を考えます。
演習を通してコンテクストの違いを意識せずに、曖昧な表現で情報を伝えることの結果を体験します。正しい内容ではあるが分かりにくい情報を提示し、整理してラベル化する演習を行います。
演習と講義で学んだ内容を元に、正しく伝わる文書作成を行います。
演習と講義で学んだ内容を元に、正しく伝わる文書作成を行います。読み手に合わせたわかりやすい文書とは何か、を意識することが重要です。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。