ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)

ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)の特徴

若手メンバーのためのプロジェクト入門~3回のシミュレーション演習でITプロジェクトを体験する~

演習を中心とした2日間の研修です。講義ではITプロジェクトの全体像やプロジェクトマネジメントのあり方、利益を生み出す構造について学びます。演習では、異なるねらいをもったITプロジェクト運営のシミュレーション演習を繰り返すことで、チームとしてのプロジェクト運営のあり方を学び、実務に戻った際にプロジェクトメンバーとして自身が意識すべきことの定着を図ります。

プロジェクトの全体把握とコスト意識を醸成する

若手社員によく見られる問題点として、「ビジネスとして仕事を見ていない」「コスト意識が弱い」「上司・顧客の意思が伝わらない」「報告・連絡・相談が不十分」などがよく聞かれます。その原因としては、「全体が見通せていないこと」「大きな開発案件の一部のみに従事していること」「興味・視野が狭いこと」「経理・財務知識が少ないこと」などが挙げられるのではないでしょうか。
本研修はソフトウェア開発会社の運営をしながら、プロジェクトの進め方をシミュレーション形式で体験するものです。この体験により、「社員として仕事にどう取り組むべきか、どのように仕事を進めるべきかを」考えていただき、利益責任、アカウンタビリティ、チームマネジメント、さらには利益を生み出す構造の理解や利益に寄与する行動について学習します。3回のプロジェクト運営のシミュレーションを通じ、プロジェクトマネージャー、営業、システムエンジニアの全ての役割を体験することにより、プロジェクトの全体層を理解し、「利益貢献のために取るべき行動は何か」という意識の変革を促します。
  • 対象となる階層 新入社員・ 若手社員・ 中堅社員
  • 対応業種・業態 営業・システムエンジニア
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応
  • 定員6名×3社
  • 日程2日

こんな企業様にオススメ

  • 若手社員にプロジェクトの全体感を身につけてほしい
  • 上司や顧客に対するコミュニケーションがプロジェクトの利益に直結するという意識を身につけさせたい
  • 若手エンジニアのコスト意識を高めたい

ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)を行うメリット

  1. 従事するプロジェクト全体を把握し、与えられた業務のみではなくプロジェクト全体に寄与する行動を起こせるようになる
  2. 財務知識をもつことでコスト意識を高めることができる
  3. 上司や顧客に対するコミュニケーションがプロジェクトの利益に直結するという意識が生まれ、適切な報連相ができるようになる
ソフトウェア企業の運営を疑似体験することにより、仕事の全体が見渡せ視野が広がります。大きな開発案件の一部のみに従事している人にとっては、自分の仕事がどんな利益を生み出しているのか知る機会となり、責任感やチームへの貢献意識が醸成されます。

ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)のゴール目標

  • プロジェクトの定義、特徴が説明できる
  • 開発コストの算出や損益計算書について理解できる
  • プロジェクトの利益創出と、残業代との関連性を理解することができる

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ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

新入社員に仕事の全体感とコスト意識を学ばせたい

座学だけでなく実践的な演習でコスト意識や仕事の進め方を身につける

カスタマイズ事例

  • 新入社員
  • 仕事の進め方

特徴

  • 研修日数を追加
  • 報連相の意識醸成
新入社員研修のスケジュールにあわせて日数を増やしました。余裕を持ったスケジュールの中で、報連相の重要性やチーム内でPDCAを回すツールの紹介などを加えカスタマイズしました。

学生向けのインターンシップに活用したい

ソフトウェア開発におけるプロジェクト運営の疑似体験を通じ、自社業務のイメージを持ってもらう

カスタマイズ事例

  • 学生
  • IT知識インプット

特徴

  • 演習に必要な知識を丁寧に講義
  • 業務イメージを持ってもらうことを目的に実施
IT知識がない学生の方でもできるよう、演習に必要な最低限の知識をインプットしました。ソフトウェア開発におけるプロジェクト運営を疑似体験することで、自社業務のイメージを明確化することに繋げました。

ITプロジェクトシミュレーション研修とは

プロジェクトに関わる個々の若手社員が、企業の利益に貢献するためのプロジェクト管理マインドを体得する研修です。業務の中で「仕様書通りにつくりさえすればいい」という感覚から、「利益貢献のためにとるべき行動とはなにか」という意識の変革を促します。異なるねらいをもった3回のシミュレーション運営を繰り返し、チーム(企業)のみではなく、個人(一社員)としての反省にも多くの時間をとることで、プロジェクト管理マインドの定着を図ります。

ITプロジェクトシミュレーション研修の実際

本研修はソフトウェア開発会社の運営をしながら、プロジェクトの進め方をシミュレーション形式で体験するものです。この体験により、社員として仕事にどう取り組むべきか、どのように仕事を進めるべきかを、考えていただきます。利益責任、アカウンタビリティ、チームマネジメント、さらには利益を生み出す構造の理解や利益に寄与する行動について学習します。

3回のプロジェクト運営のシミュレーションを繰り返しますが、1回目は仕様書に基づく開発、2回目、3回目は顧客へのヒアリングに基づく開発を行います。プロジェクトマネージャー、営業、システムエンジニアの全ての役割を体験することでプロジェクトの全体層を理解し「利益貢献のために取るべき行動は何か」という意識の変革を促します。

また、本研修中では下記についても考えていきます。

・技術力:経営資源としての人材の重要性、組織としての技術力、新技術の導入~共有化

・プロジェクト管理能力:工程・進捗管理、開発戦略の考察、リーダーシップとチームワーク

・PDCAサイクル:組織としてのラーニングサイクル、KAIZEN活動の活性化

・コミュニケーション:顧客へのヒアリング、組織の中での連携、業務の結果報告

・コスト意識:利益を得る仕組みを考える、コストの構造・内訳を知る、コストの上昇要因を知る、損益を計算する

 

演習については、PDCAサイクルの振り返りがしやすい設計となっています。

P:顧客へのヒアリング→見積提示→受注

D:開発(HTMLを使用)

C:納品→損益計算→チームでの振り返り→個人での振り返り

A:問題点、改善策の協議→次フェイズのプロジェクトへ

 

ITプロジェクトの経験が無い方でも基礎から学ぶことができるため、若手メンバーや新入社員の方にも最適な研修です。また、経験豊富な講師が顧客役となりシミュレーションを進めるため、緊張感をもって演習に取り組むことができます。

研修を受講すれば全てが解決するのか

研修を一度受講しただけで、全員が企業の利益に貢献できるプロジェクト管理マインドを習得できるわけではありません。毎日の業務の中で、研修での学び、気づき思い出しながら実行することが何より重要です。

忙しい日々に戻ると、研修での学びを忘れてしまいがちです。何を学び、どのような行動をするのか、研修後に上司や先輩社員と面談を行うのもよいでしょう。

また、研修時に立てたアクションプランを実行し、定期的にPDCAサイクルを回すことで学びの定着を目指しましょう。

ITプロジェクトシミュレーション研修(他社合同形式)のフロー例

01

研修の導入

  • 研修のねらいと進め方
  • 研修参加の動機づけ

本研修のねらいの確認と、全員の自己紹介を行います。前提となるねらいを全員が把握した上で開始することは重要です。

01

開発コストの算出

  • 社員の給与
  • 報酬以外のコスト
  • 人月単価

モデル例題を用いて給与明細について学び、1人月の金額の根拠を理解します。

01

損益計算書・貸借対照表

  • 損益計算書
  • 貸借対照表

損益計算書の用語とその意味を説明します。また、貸借対照表の用語とその意味を学びます。

01

開発に必要な知識の付与

  • HTMLグループ学習

サンプルファイルを使ってHTMLの記述方法の説明をします。簡単な例題を使って実際に手を動かします。

01

第一回 開発プロジェクト

  • 課題説明
  • 作戦ミーティング
  • 見積作成
  • 開発作業
  • 損益計算
  • 決算発表準備・決算発表
  • 課題考察・振り返り

工数見積もりや開発能力の向上を目的として、仕様書に基づく開発を行います。

01

第二回 開発プロジェクト

  • 課題説明
  • 作戦ミーティング
  • 見積作成
  • 開発作業
  • 損益計算
  • 決算発表準備・決算発表
  • 課題考察・振り返り

顧客へのヒアリングに基づく開発を行います。演習を通して仕様決定の過不足を学びます。

01

第三回 開発プロジェクト

  • 課題説明
  • 作戦ミーティング
  • 見積作成
  • 開発作業
  • 損益計算
  • 決算発表準備・決算発表
  • 課題考察・振り返り

顧客へのヒアリングに基づく開発を行います。開発コストと市場価値を学びます。

01

研修まとめ

  • 研修の総まとめ

3回の演習を振り返り、気づきや学びをクラス全体で共有し、明日からの行動計画を立てます。

受講者の声

  • “赤字が発生する仕組み”が手に取るように理解できました。
    原価の見積りが甘さや、お客様へのヒアリングが不十分さゆえ、漏れがあっただけでなく、過剰サービスにより納期の遅延が発生したのだと分かりました。この研修を受講したことで、利益を生むためにどのように仕事をすべきか、再認識できました。
  • 実際の業務では、上長から指示された開発作業に従事することがほとんどで、ユーザーとのヒアリングについても経験が浅く、システム開発における「コスト意識」は全く無いに等しい状態でした。
    今回の研修において、見積もりから開発作業、収益計算までの一連のシミュレーションを通じ、「コスト意識」に対する重要性を痛感させられました。特に見積もりの甘さが収益に大きく影響することを身をもって思い知らされました。
  • 普段は経験できないPMの立場に立ってみると、利益や工期の猶予を切り詰めて受注したため、開発担当に負担をかけました。技術者のスキル差を人材配置で補うことが経営への影響に直結することを、身をもって実感できました。
  • 受講者の上司の声)プロジェクトを成功に導くためには、コスト・納期、品質のバランスのような経営感覚が、各開発担当にも必要です。このような体系立った教育を通して、若いうちに全社員受講させることで共通認識としていきたいです。

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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