システム化構想力強化研修(他社合同形式)

システム化構想力強化研修(他社合同形式)の特徴

ITアーキテクト育成のための上流工程体験~全体最適なシステムをデザインできるITアーキテクトを目指す~

ITアーキテクトが果たすべき役割を理解し、実践できるようになることを目指す3日間です。「ステークホルダ管理」から始まり「業務・システム分析」「システム化方針検討」「アーキテクチャ設計」「システム導入効果検討」「システム化計画策定」の6つのセクションに分け、講義と演習を通して、戦略的情報化企画局面においてやるべきことを学びます。

システムの横断的な把握と将来的な変化を見据えて、システムの全体最適化を実現する

近年、IT業界では、IT活用により新ビジネスや新サービスを生み出せる人材を求める声が日増しに高まっています。すなわち、ビジネスとIT、あるいは経営とITをつなぐエンジニアを強く求めています。技術は進化し、数々のツールやサービスが生まれ、またそれらの組み合わせによってシステムを構成できるようになってきました。同時にシステムは肥大化&複雑化し、全体を理解することが難しくなるとともに、開発エンジニアは作業分担が進み、システムの一部分を見ればいいという狭い視野に陥りがちです。一方、ユーザー企業においてはIT戦略策定やIT企画のための人材が強く求められています。従って、システム開発に携わるIT企業が、この領域でのサービス提供を実現することができれば、ビジネスチャンスは大きく広がると言ってもいいでしょう。また、IT企業とユーザー企業の双方において、ITエンジニアに求めているスキルのトップは、「顧客(業務)分析力・企画力」となっています。すなわち、今後のITビジネスにおいてアドバンテージを取るためには、「広く・深く考える」ことで、顧客の業務分析ができ、システムを企画・デザインできるITアーキテクトの養成が急務であると言えます。本研修ではITアーキテクトの役割を理解し、上流工程において必要な成果物を生むプロセスを6つのセクションに分けて学ぶことができます。
  • 対象となる階層 中堅社員・ 管理職・ 次世代リーダー
  • 対応業種・業態 技術・研究・システムエンジニア
  • 対応可能な会社規模指定なし
  • オンライン対応
  • 定員18名
  • 日程3日間

こんな企業様にオススメ

  • 役職に限らず、誰もがリーダーシップを発揮して行動する組織風土を作りたい
  • 社内の視点に偏るのではなく、「少し上」から「少し先」を見るリーダーになって欲しい

システム化構想力強化研修(他社合同形式)を行うメリット

  1. システムエンジニアの視点だけでなく、ITアーキテクトとしての視点が加わることで、より上流工程に踏み込むきっかけとなる
  2. 経営的な視点を持つことの重要性に触れ、高い視点、広い視野をもって業務に取り組みことができる
  3. 異なる視点や考え方を知ることで、より客観的に自分を知ることができ、成長に必要な糧を得ることができる
「1つ上の目線」「目的は何か」ということを、実践的に学び、考え、意識することができるようになります。部分最適の視点から全体最適の視点になり、より組織の事を意識することができます。

システム化構想力強化研修(他社合同形式)のゴール目標

  • 「戦略的情報化企画」局面におけるITアーキテクトとしての役割を理解できる
  • システムの横断的な把握と将来的な変化を見据えた上で、全体最適化を理解できる
  • 上流工程において必要な成果物が何かわかる

お問い合わせ

社員研修へのお問い合わせや、資料請求は以下フォームよりお気軽に送信下さい。

システム化構想力強化研修(他社合同形式)の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、システム化構想力強化研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

より高い視点でソリューション設計を学ばせたい

ソリューション力強化のシリーズ研修として実施

カスタマイズ事例

  • 高次元の視点
  • アイデアを深く広く考える

特徴

  • システム開発業務の次のステップとして位置づけ
  • 特定の受講者を選抜
「システム提案力強化研修」「ビジネスソリューション力強化研修」の受講者のシリーズ最終回として実施しました。高い視点を獲得し、アイデアをより広く深く考えるために必要な要素を学ぶことができました。各演習のグループ別発表後には、グループ間でフィードバックを実施し、客観的に自社の強みや弱みを認識することができました。

若手社員向け2日間にアレンジ

実務経験の浅い若手社員に対して2日間カリキュラムにアレンジ

カスタマイズ事例

  • 若年層向け
  • 業務・システム分析中心

特徴

  • 実務経験の浅い若手社員も受講できる
  • 実践的な業務・システム分析やシステム化方針検討をメインにしたカリキュラム
実務経験の浅い若手社員に対して、俯瞰的な視点やITアーキテクトの役割を学ばせたいという要望に応えました。業務・システム分析とシステム化方針検討、アークテクチャ設計を中心とした2日間のカリキュラムにアレンジし実施しました。演習も多く実践的で、実務に役立てるという声が多く聞かれました。

システム化構想力強化研修(他社合同形式)とは

ITサービス業界で求められるリーダーの機能を理解し、リーダー像の明確化を図ります。人を動かし、活かし、良いものを引き出す力を、リーダーシップの機能として習得し、自分自身のリーダーシップの発揮を目指します。他社メンバーと一緒に受講することで、自社にはない視点や知見に触れることができ、視野を広げることが可能です。

システム化構想力強化研修(他社合同形式)の実際

本研修ではITアーキテクトが果たすべき役割を理解し、上流工程において必要な成果物を生むプロセスを6つのセクションに分けて学ぶことができます。
1.ステークホルダ管理:ステークホルダ管理の重要性、およびステークホルダの管理方法を理解することを目的とします。
2.業務・システム分析:ヒアリング等のボトムアップとは違った業務・システム分析方法を学びます。
3.システム化方針検討:ボトムアップ、トップダウンの両方向より、システム化方針を検討する方法を理解します。
4.アーキテクチャ設計:アーキテクチャ設計の設計要素、および設計時のポイントを理解することを目的とします。
5.システム導入効果検討:システムを導入することによって得られる効果の洗い出し方、および効果の算出方法を学びます。
6.システム化計画策定:システム化計画の計画要素、および計画を策定するために必要な情報とは何かを学びます。
3日間で一貫したケースを使用し、受注後のシステム企画・設計を行う疑似体験型研修です。他社の発表を聞きながら進めることで、客観的視点が醸成され、主体性と緊張感をもって学ぶことができます。
さらに、演習ごとにアウトプットの発表、講師および他の参加者からのフィードバックを実施します。これを各演習ごとに繰り返すことで、自分自身の強み・弱みに気づき、改善ポイントを明らかにした上で、それを元に次の演習に取り組めます。スキルアップのためのPDCAを回しながら、着実な成長のステップを踏むことができます。
客観的視点で学べる相互フィードバックも特徴です。グループごとの演習成果の発表においては、グループ間で受講者相互にフィードバックを実施します。的を射た視点でのコメントを求められる緊張感とともに、自ら考えてフィードバックをするという主体性を無意識に醸成します。
異なる視点や考え方を知ることで、より客観的に自分を知ることができ、成長に必要な糧を得ることができます。

研修を受講すれば全てが解決するのか

講座を受講しただけで、ITアーキテクトが果たすべき役割をすべて実践できるようになるわけではありません。研修で学んだ考え方を日々の業務の中で実践することで、学びを活かすことができます。
「より広く、深く」考えることは一日では身につきません。普段通りできる仕事に対しても、一度立ち止まって「より広く、深く」考えることを実践してみてください。
研修の場で出会った他社の受講者とお互いにスキルを研鑽し合うこともよいでしょう。一人ではなく周囲を巻き込みながら、ITアーキテクトが果たすべき役割の実践を目指しましょう。

システム化構想力強化研修(他社合同形式)のフロー例

01

オリエンテーション

  • 研修のねらいと進め方

他社の受講者と3日間共に学ぶにあたり相互理解を促す目的で、全員の自己紹介を行います。

01

システム化構想力とは

広く深く顧客の業務を分析し、ビジネスとITをつなぐ最適システムを企画しデザインするための視点と考え方を理解します。

01

演習①ステークホルダー管理

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

ステークホルダ管理の重要性、およびステークホルダの管理方法を演習で実践的に学びます。

01

演習②業務・システム分析

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

ヒアリング等のボトムアップとは違った業務・システム分析方法を演習で実践的に学びます。

01

演習③システム化方針検討

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

ボトムアップ、トップダウンの両方向より、システム化方針を検討する方法を演習で実践的に学びます。

01

演習④アーキテクチャ設計

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

アーキテクチャ設計の設計要素、および設計時のポイントを演習で実践的に学びます。

01

演習⑤システム導入効果検討

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

システムを導入することによって得られる効果の洗い出し方、および効果の算出方法を演習で実践的に学びます。

01

演習⑥システム化計画策定

  • 情報整理
  • 仮説検討
  • ヒアリング
  • 分析
  • 提案発表

システム化計画の計画要素、および計画を策定するために必要な情報とは何かを演習で実践的に学びます。

01

研修まとめ

  • 講評とまとめ

講師からのフィードバックと、全体での振り返りを行い研修終了です。

受講者の声

  • 技術的なスキルの高いITスペシャリストが、更に広い分野、視野を持つことができ、また、人によっては苦手な分野であるマネジメント寄りのスキルを身につけるきっかけにもなったと思います。
  • 普段上長に問われる「1つ上の目線」「目的は何か」ということを、時間的にはタイトな中で実践的に学び、考え、意識することができたと思います。高い視点、広い視野で考えることの重要性を感じました。
  • 演習で社長が業界全体のことを考えていることを聞き、経営トップの方はそういった 視点を持っているのか、と目からウロコが落ちました。「システムが止まれば社会が止まる」という言葉を仕事のモチベーションが下がった時に思い返したいと思います。

お問い合わせ

社員研修へのお問い合わせや、
資料請求は以下フォームより
お気軽に送信下さい。

お問い合わせ

トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

電話でのお問い合わせ

03-6431-1411

受付時間:平日9:00〜17:00