システム運用シミュレーション研修 改善提案編

システム運用シミュレーション研修 改善提案編の特徴

ITILの知識を顧客満足に活かす

ITサービスのベストプラクティスであるITILの考え方のうち、特にサービスサポートやサービスデリバリを応用して、顧客のビジネスに貢献できるITサービスの改善提案ができるスキルを養成します。運用フェーズに入った後の定期作業を行いながら様々な視点を見出し、顧客に対してプラスとなる提案をどのように行うことができるか演習を通して学びます。

保守・運用作業を行い、その作業を通して新たなビジネスチャンスを作るための視点や発想を学ぶ

本研修では保守運用作業の中から、新たなビジネスチャンスをどのように見出すことができるかをグループごとに考えます。受講者に対し、受身から攻めへ意識改革を促すことで、保守運用作業をアグレッシブに捉えるためのマインド変革を促します。システムの効率化を図るための穴を発見しながら、新たな価値を創造するための提案ができるようになることを目指します。
  • 対象となる階層 新入社員・ 若手社員・ 中堅社員・ 管理職・ 次世代リーダー
  • 対応業種・業態 技術・研究・システムエンジニア
  • 対応可能な会社規模特に制限なし
  • オンライン対応
  • 定員18名
  • 日程2日間

こんな企業様にオススメ

  • 運用保守部門の顧客満足度を向上したい
  • 運用保守業務が属人的になっている状況を解決したい
  • 運用サービスに提案要素を加えていきたい

システム運用シミュレーション研修 改善提案編を行うメリット

  1. 新たなビジネスチャンスを見出すことができるようになる
  2. 改善提案を行えるようになることで、さらに質の高い保守・運用が可能になる
  3. 顧客満足度の向上に繋がる
保守・運用業務の背景を説明し、ビジネスチャンスに繋がる視点を獲得します。実際にシミュレーションを通じ演習を行うことで、「分かった」「分かっている」を実際に「できる」状態にもっていきます。演習では単に運用業務を行うだけでなく、顧客との折衝場面も用意していきます。また、グループごとに最終提案を評価しランキング付けを行いますので、熱量をもって取り組むことができるのも本研修の特徴です。

システム運用シミュレーション研修 改善提案編のゴール目標

  • ITILのサービスサポート、サービスデリバリを理解し、応用できるようになる
  • 自社顧客のITサービスに対して、改善提案ができるようになる
  • 顧客ニーズを拾えるようになる

お問い合わせ

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システム運用シミュレーション研修 改善提案編の事例

学研グループ「トアス」の社員研修は、システム運用シミュレーション研修 改善提案編も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。

社員に自社業務だけでなく、もっと視野を広げて取り組んでほしい

他社との合同形式による実施で、受講者の研修への本気度を高める

カスタマイズ事例

  • 他社合同形式
  • ビジネス視点

特徴

  • 競合同士による他流試合形式で本気度をさらに上げる
  • 実ビジネス環境に近づけることにより現場で活かす
実ビジネスにおいては、常に競合がいます。しかし、それを実際に目にすることは少ないのがほとんどです。そこで、研修において他社がいる環境を用意し、自社の看板を背負って研修に参加し、プレゼン発表の順位もつけることで、実ビジネス環境に近い形で研修を実施しました。その結果、受講者が本気で研修に取り組むことに繋がり、他社の提案プロセスなど多くのことを学ぶことができました。

実際の現場でもビジネス視点を持って取り組んでほしい

研修終了後に上司との振り返りの場を設定する

カスタマイズ事例

  • 行動宣言を行う
  • 成長意欲を促進、持続させる

特徴

  • 手厚く振り返りの時間を設けることで自分のものとする
  • 研修翌日から実施することを明確化し、研修での学びやコンペ形式による熱量、モチベーションを持続させる
  • 行動宣言をすることで上司からのフィードバックが的確になり、客観的な評価を得ることができる
グループでの発表後、講師によって評価を行いランキングが発表されます。通常は時間の関係もあり、振り返りは各自で研修時間外に行いますが、本研修では手厚く確保し、その振り返りと今後に向けての行動宣言を作成してもらいました。さらに、行動宣言を用いて上司からフィードバックをもらう形式を用意しました。上司に提出するということもあり、振り返りや行動宣言も丁寧に行うことができました。さらに、現場においても行動宣言をもとにして、上司からのフィードバックが受講者目線に沿ったものになることをねらいとしました。

システム運用シミュレーション研修 改善提案編とは

運用フェーズに入った後の定期作業を行いながら様々な視点を見出し、顧客に対してプラスとなる提案方法について演習を通して学びます。

システム運用シミュレーション研修 改善提案編の実際

本研修では、保守、運用作業から、次のシステム改善の提案を行う力を高めることを目的としています。

本研修は大きく以下の4つのパートで構成されています。

①オリエンテーションを行った後に、ITILをベースとした保守・運用の作業内容と目的、それらを応用しビジネスチャンスに繋がる視点を講義を通じて学びます。

②1回目のグループ作業が開始します。まず、グループ作業として、クライアント(講師)からの作業依頼をうけます。受講者は各グループとなり、システムの保守・運用を行っていただきます。その際、定期運用報告をクライアントに行う場面を設け、ヒアリングを実施していただきます。

③保守・運用業務において、ビジネスアイデアの見出し方について講義と2回目のグループ作業、ヒアリングを通して学びます。休憩を挟んだ後は、提案の方法とコスト見積方法の講義を行い、講義で得た知識を活用しつつ最終提案(本研修での発表)の準備を行います。

④最後に新たなビジネスチャンスに関しての提案を発表し、講師よりランキングが発表されます。優秀な提案の基準は、下記の2つの側面です。

・クライアントにとってメリットが認められること

・保守運営会社にとって利益向上に繋がること

本研修を受講することで、保守運用作業から新たなビジネスチャンスを自ら生み出すことのイメージを持つことができます。また、クライアント基準の評価がされることで、自分のレベル、そのグループのレベル、自社のレベルを実感することができます。研修という場でありながら、実際の現場に近い状態で演習が可能となり、現場での実践にスムーズに繋げます。

研修を受講すれば全てが解決するのか

本研修を受講するだけで、すぐにビジネスチャンスを能動的にねらえる人財が育つ訳ではありません。また、個人単位、組織単位であっても短期間で劇的に変化するということはなかなか難しいです。しかし、研修での学びを実践すること、そして、先輩や上長の方からフィードバックを受けることで、学びの応用が促進され、時には軌道修正をすることでやっと良い変化が見えてきます。

グループ編成によって異なる話ではありますが、対面、またはオンラインでの集合研修を受講する意義として、別の部署の同じポジションの方、普段関わることができない方と問題や悩みを共有し有意義な知見を得ることや、「自分だけではない」と感覚を得ることも受講者にとっては貴重な時間になります。また、講師からだけではなく、受講者同士からも学ぶことができるのは集合研修の大きなメリットです。

どのような方法やテーマを扱ったとしても、確実に学びを体現していくためには、トライアンドエラーを繰り返して学んでいく事が必要です。そのためには受講者の上位職層や人事からの継続的なサポート、フィードバックも重要ですので、組織が一丸となって人材育成を行っていきましょう。

研修の組み立てには、研修前後の人事部の方の動きや、企業としてどんな教育・サポートが可能なのか、という点も含めて考えていくことが重要です。当社には多くの経験から培ったフォロー方法がございますので、いつでも気軽にご相談ください。

システム運用シミュレーション研修 改善提案編のフロー例

01

オリエンテーション

  • 研修の概要説明
  • オリエンテーション
  • 自己紹介

研修の概要説明やオリエンテーション、受講者同士で自己紹介を行っていただきます。

01

運用体験演習

  • 顧客ヒアリング

システム運用を行いながら、顧客ヒアリングを実施します。

01

運用フェーズの提案・提案書の作成

  • 運用フェーズの提案
  • 提案書の作成に関する講義

システム改善の提案に向けて、提案と提案書の作成に関する講義を行います。

01

運用体験演習(続き)

  • 顧客ヒアリング

運用を行いながら、顧客ヒアリングを実施します。

01

提案資料作成、グル-プワーク

  • 提案に向けた情報収集
  • 提案書の作成

提案に向けた情報収集及び、提案書の作成を実施します。

01

プレゼンテーション

  • 各チームのプレゼン発表
  • 結果発表
  • 各チームへのフィードバック

各チーム作成のシステム提案プレゼンテーションを行います。
また、結果発表~各チームへのフィードバックを行います。

01

まとめ

  • 事例解説
  • 質疑応答
  • 研修のまとめ

事例を解説し、質疑応答、研修のまとめを行い、終了になります。

受講者の声

  • 運用業務がいかにお客様に近いのかが理解できました。今回学んだことを活かして
    業務に取組むことで、顧客満足度の向上に貢献していきたいと思いました。
  • これまで行ってきた運用業務だけでは、顧客満足の向上にはもはや繋がらないことが分かった。普段の業務内では気づくことが難しかったため、勉強になった。
  • 顧客への提案活動とこれまでも言われてきたが、具体的にどのように行えばよいのかが分かっていませんでした。しかし、今回の研修で提案の行い方が理解できたので、明日から早速実践してみます。
  • 今まで行ったことがないヒアリングや提案でしたが、今回の体験を通じで少しできそうな気がしてきました。明日から頑張ってみます。今回はありがとうございました。

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トアスで社員研修を行うメリット

貴社に合った
学びの場の構築

トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。

柔軟なサポート体制

講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。

多様な講師を擁する
トアス講師ネットワーク

トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。

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