ITサービスのベストプラクティスであるITILの考え方のうち、特にサービスサポートやサービスデリバリを応用して、顧客のビジネスに貢献できるITサービスの改善提案ができるスキルを養成します。運用フェーズに入った後の定期作業を行いながら様々な視点を見出し、顧客に対してプラスとなる提案をどのように行うことができるか演習を通して学びます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、システム運用シミュレーション研修 改善提案編も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
他社との合同形式による実施で、受講者の研修への本気度を高める
研修終了後に上司との振り返りの場を設定する
運用フェーズに入った後の定期作業を行いながら様々な視点を見出し、顧客に対してプラスとなる提案方法について演習を通して学びます。
本研修では、保守、運用作業から、次のシステム改善の提案を行う力を高めることを目的としています。
本研修は大きく以下の4つのパートで構成されています。
①オリエンテーションを行った後に、ITILをベースとした保守・運用の作業内容と目的、それらを応用しビジネスチャンスに繋がる視点を講義を通じて学びます。
②1回目のグループ作業が開始します。まず、グループ作業として、クライアント(講師)からの作業依頼をうけます。受講者は各グループとなり、システムの保守・運用を行っていただきます。その際、定期運用報告をクライアントに行う場面を設け、ヒアリングを実施していただきます。
③保守・運用業務において、ビジネスアイデアの見出し方について講義と2回目のグループ作業、ヒアリングを通して学びます。休憩を挟んだ後は、提案の方法とコスト見積方法の講義を行い、講義で得た知識を活用しつつ最終提案(本研修での発表)の準備を行います。
④最後に新たなビジネスチャンスに関しての提案を発表し、講師よりランキングが発表されます。優秀な提案の基準は、下記の2つの側面です。
・クライアントにとってメリットが認められること
・保守運営会社にとって利益向上に繋がること
本研修を受講することで、保守運用作業から新たなビジネスチャンスを自ら生み出すことのイメージを持つことができます。また、クライアント基準の評価がされることで、自分のレベル、そのグループのレベル、自社のレベルを実感することができます。研修という場でありながら、実際の現場に近い状態で演習が可能となり、現場での実践にスムーズに繋げます。
本研修を受講するだけで、すぐにビジネスチャンスを能動的にねらえる人財が育つ訳ではありません。また、個人単位、組織単位であっても短期間で劇的に変化するということはなかなか難しいです。しかし、研修での学びを実践すること、そして、先輩や上長の方からフィードバックを受けることで、学びの応用が促進され、時には軌道修正をすることでやっと良い変化が見えてきます。
グループ編成によって異なる話ではありますが、対面、またはオンラインでの集合研修を受講する意義として、別の部署の同じポジションの方、普段関わることができない方と問題や悩みを共有し有意義な知見を得ることや、「自分だけではない」と感覚を得ることも受講者にとっては貴重な時間になります。また、講師からだけではなく、受講者同士からも学ぶことができるのは集合研修の大きなメリットです。
どのような方法やテーマを扱ったとしても、確実に学びを体現していくためには、トライアンドエラーを繰り返して学んでいく事が必要です。そのためには受講者の上位職層や人事からの継続的なサポート、フィードバックも重要ですので、組織が一丸となって人材育成を行っていきましょう。
研修の組み立てには、研修前後の人事部の方の動きや、企業としてどんな教育・サポートが可能なのか、という点も含めて考えていくことが重要です。当社には多くの経験から培ったフォロー方法がございますので、いつでも気軽にご相談ください。
研修の概要説明やオリエンテーション、受講者同士で自己紹介を行っていただきます。
システム運用を行いながら、顧客ヒアリングを実施します。
システム改善の提案に向けて、提案と提案書の作成に関する講義を行います。
運用を行いながら、顧客ヒアリングを実施します。
提案に向けた情報収集及び、提案書の作成を実施します。
各チーム作成のシステム提案プレゼンテーションを行います。
また、結果発表~各チームへのフィードバックを行います。
事例を解説し、質疑応答、研修のまとめを行い、終了になります。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。