他者の受講者と共に、マネジメントを行う上で求められる特性や能力などの診断を行います。「グループ討議演習」「面接演習」「インバスケット演習」の3つの演習に取り組み、自身の特性、能力発揮度を確認します。また講師から個別でフィードバック面談を実施することで、客観的な目線も含めての棚卸と整理を行うことができます。
学研グループ「トアス」の社員研修は、マネジメント力診断研修(他社合同形式)も含め、業種ごとや目的に合わせてカリキュラムのカスタマイズも可能です。
以下では、そのカスタマイズ事例の一部を紹介しています。
自らの意思・意図を持って指針を示すマネージャーを育成したい
部下の育成を不得手とする管理職が多いので、要諦をつかませたい
他社や他業界で活躍するビジネスパーソンが参加するオープン形式の2日間研修です。様々なビジネスパーソンが集まる中で自社の慣習や従来の経験則にとらわれないマネジメントスキルを学んでいただきます。
研修内容は、体験&検証型のコンテンツを豊富に盛り込み、実際の職務状況を想定したグループ討議や面接演習を通じて、マネジメントを擬似体験していただきます。その結果を自己診断、他者診断(受講者相互間)、プロ(講師)の診断により、客観的に自己のマネジメントについて棚卸しを行っていただき、自らの強みや啓発課題を明確にしていただきます。
本研修では、マネジメント業務で必要とされる「実行計画力・自律性・影響力」など、多方向からの特性について3つの演習を用いて確認していきます。「自分の強みや啓発点はどこなのか」といった点に関して具体的に理解することができます。普段ではフィードバックをもらうことが難しいマネジメントスタイルを客観的に確認できる場です。
演習は「アセスメント・センター・メソッド」と呼ばれる手法を採用しています。「アセスメント・センター・メソッド」とは、専門家による行動観察やビデオを用いた振り返りを通じて、受講者の能力やスキルの棚卸を行う手法です。
3つの演習は具体的に、「集団状況・デスクワーク状況・対人状況」の疑似体験です。
1.集団状況:マネジメント層になると、会議や打ち合わせなどの集団場面においてマネジメント力が必要とされます。模擬会議など、集団場面のシミュミレーションを通じて受講者の意思決定や合意形成プロセス、問題解決といった特徴を診断します。そして演習終了後には撮影したビデオを振り返り、集団状況での自身の特性について理解を深めていきます。
2.デスクワーク状況:マネジメント層になると、デスクワークにおける情報処理能力や、意思決定能力等が求められます。限られた時間で大量の案件処理を行っていただき、案件処理能力、文書指示、伝達などの情報処理や意思決定の特徴を診断します。
3.対人状況:マネジメント層になると、部下との面談など1対1、またはプレゼンテーションなど1対多数での対人場面での対応力が求められます。1対1の面接場面でのシミュレーションを通じ、「説得」「交渉」「動機付け」「問題解決力」などの特徴について診断します。 演習終了後には、撮影したビデオを用いて振り返りを行い、対人状況における自身の特性について理解を深めていきます。
演習は診断ツールを使用したテスト形式の診断ではなく、講師扮する部下役との面談や机上の案件処理、受講者同士でのディスカッションなど、マネジメント業務を行う中で実際に発生する場面を基にして演習が構成されています。そのため、マネジメント業務のトレーニングとしても活用いただくことができます。
「客観的な目線を用いてマネジメントの力を確認したい」「マネジメント業務について理解を深め、自己学習を進めてほしい」などの理論だけではなく、実際の言動を通じて能力の発揮度について確認することができます。また本研修は他社と実施するため、自社の受講対象者が少人数の場合でもご受講いただくことができる点もメリットの1つです。
残念ながら研修を一度受講したからといって翌日から完璧なマネジメント力を発揮できるわけではありません。知識として学んだことを定着させるには本人の意識と行動が必要です。
また、意識と行動を促すためには研修後のフォローも重要です。フィードバックレポートをもとに上司や人事担当者との定期的な面談、フィードバックを実施することで客観的な視点での気づきを得て行動を改善していくことが必要です。
チームメンバーからフィードバックをもらうことも自身の気づきとなります。お互いに意見を言いやすい環境を作ること、それがマネージャーの役割の一つでもあります。部下とのコミュニケーション場面において本研修で学んだことを発揮できるようになることでゴール目標の達成を目指しましょう。
本研修のねらいの確認と、自己紹介を行います。マネージャーに求められる役割について講義を行います。
限られた時間で大量の案件処理を行っていただき、受講者の案件処理能力、文書指示、伝達など情報処理や意思決定の特徴について診断します。尚、診断の際は面接演習と同時並行で実施します。
1対1の面接場面でのシミュレーションを通じ、「説得」「交渉」「動機付け」「問題解決力」などの特徴について診断します。尚、診断の際はインバスケット演習と同時並行で実施します。
模擬会議など、集団場面のシミュミレーションを通じて受講者の意思決定、問題解決や合意形成プロセスについての特徴を診断します。
特定の案件について、グループで討議し合意形成します。グループで最適解を検討します。
グループごとの最適解を発表し、その理由を全体で共有します。
撮影したビデオを振り返り、「集団状況」における自身の特性への理解を深めていきます。
撮影したビデオを振り返り、「対人状況」における自身の特性への理解を深めていきます。
自己啓発計画書作成中に、別ルームで、順番に個別フィードバック面談を行います。
トアスでは顧客の課題に合わせて最適な
学びの場を構築します。日程・時間・
人数・実施方法といった研修実施内容はもちろんのこと、学びの定着にむけたフォローアップ施策もあわせてご提案いたします。
講師派遣に限らず、会場の手配、機材の手配(オンライン環境の構築)など研修準備に関する内容も承ります。また事務局業務についても対応可能ですので、研修の実施段階においても業務の効率化が図れます。
トアス講師ネットワークを活用し、ご要望に沿った専門性の高い講師のご提案が可能です。一度に多くの講師を揃えたい、複数のテーマで構成される一連の企画など、多くの講師へ依頼する必要がある場合でもトアスが一括してコーディネートいたします。